コミュ障経営者のギモン その20「知ってました?握手って実は・・・」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

知ってました?握手って実は・・・

皆さん、なぜ、働いています?

自己啓発か、なんか怪しいコンサルみたいな第一声ですいません。
個人的に、こういうことを唐突に聞いて揺さぶろうとしてくる(メソッド!?を使う)人って苦手なんですよね。
だいたい、ドヤってるでしょ?
僕、ひねくれてるからドンドン白けてくるんですよね。

・・・あ、まぁ、そんなことをブツブツ言いたいんじゃなくて・・・

先日、お客様と「求職者とどんなコミュニケーションをとっていくべきなんだろう?」ってことを話してたんです。
そのとき、その会社の社長が「怒られたくないから仕事してるって人が多いと思う」っておっしゃってたんです。
例えば・・・
親に怒られるのが嫌だから就職する
上司に怒られたくないからタスクをこなす
・・・のように。

「あぁ、なるほど」って思ったんです。
これは上司がいる社員さんのケースが考えやすいかもしれませんが、仮に怒られない、誰にも何も言われないとしら、いつものように仕事するんだろうか?って。
皆さん、どうですか?
ちなみに、ここでの「怒られる」というのは、「怒鳴りつけられる」と言った類の原始的なものだとします。
上司が見てないから手を抜くって人が一定数は居ると思うので、「怒る」のがいいか悪いか分かりませんが、まぁ「怒られたくないから仕事してる」という側面はりそうですよね。

うちの息子は僕と一緒に格闘ジムに行ってますが、どうやら本人は別に行きたいわけじゃないらしいんですよね。
てっきり身体動かすのとか、サンドバッグを殴るのが好きなんだって思ってたら、僕から「今日はジムに行ってないのか?太るぞ!めっちゃ快獣ブースカに似てるやん」とかって「怒られる」のが嫌で行ってるらしいんですよね。
僕から何も言われなければ、ジムには行かないってことなんですよね。
(別に怒っているわけではないけど、彼からするとプレッシャーを感じるのでしょう)

つまり、悲しいことに・・・

仕事するのが嫌度 < 怒られるのが嫌度

・・・という関係になっている人もいるってことです。
怒られるくらいなら、仕事する・・・みたいな。
なので、その社長は「怒られる恐怖で仕事してるって嫌だよね」っておっしゃってたんです。

僕も大きな共感を得たのです。
でもそのとき、フト、フィリピン法人のことが頭によぎったんですよね・・・
仕事しなくても怒られたり、ネガティブな評価をされないとしたらどうなんだろう?って・・・

「納期とかプレッシャーなんで、今日は休みます」って言って1週間くらい休むやつがいるくらい自分に素直ですからね。
これはもう、考えたくもないですね(汗)
フィリピン人マネジメントにおいては、一定のテンション(緊張感とか緩急)は必須だと僕は思います!(キリッ)

「怒られなかったら仕事しないんじゃないか!?」ということに真実味を感じる一方で、人間には「誰かの役に立ちたい」っていう気持ちがあったりしますよね。
もっと言うと「誰かの役に立つと気持ちいい」ってことがDNAレベルで刷り込まれているような。
そもそも、仕事って誰かの役に立っているから成り立つものじゃないですか。
人類がここまで発展してきたのは、こうした利他の心を大なり小なり備えていたからなんじゃないか?って思うんですよね。

これに関連して、『嫌われる勇気』の著者でも有名なアドラーさんは、マズローの欲求5段解説の「他者承認欲求」について不要だとおっしゃっています。
それよりも「貢献感」を持ったほうがいいよ、と。
実際のところ、他者からの承認が得られていない状態で、他者に貢献できるか?って言うと・・・うーん、結構難しい気はしますけどね・・・
でも、他者に貢献している(役立っている)って思えることは、自分に価値を感じることでもあり、自己承認にはつながりそうですよね。
さらに「ありがとう」って言われたら、他者承認にもつながりますしね。

この「誰かの役に立つと気持ちいい」というのと似ているのが、性行為だと思うんですよね。

コミュ障って、こうやって唐突にぶっこんじゃうんですよねぇ・・・
自分の中では説明がついているので、相手も分かるだろうって・・・
僕は自覚しているので、説明しますね・・・
(というか原稿読み直してると「何を突然言い出してるんだコイツ(僕)は!?」って気づくんですが)

例えばですよ・・・
仮に、性行為が大きな苦痛を伴うものだとしたら、性行為により個体数を増やしていく生命体のほとんどは絶滅してるって思うんです。
となると、性的快楽のための行為の結果、繁殖が起こったりするわけです。
つまり、繁殖を目的としての行為ではなくなってくるわけですよね。

「誰かの役に立つと気持ちいい」というのも、快楽のために誰かの役に立つ行動をするってことになってくるわけです。
「褒められたい(他者承認が欲しい、貢献感を得たい)」という類の快楽(喜び)ではなく、もっと別の原始的な自分の快楽(利己)のために、利他を考える、みたいな。

ちなみに、生殖器を直接つなぎあわせる性行為を交尾、それ以外の方法は交接って言うらしいですね。
で、タコとかイカは腕の一部を生殖器として使うらしいです。
握手で・・・
これを知ってから、僕は、握手したい人、したくない人がめちゃくちゃ明確になりましたよ。

 

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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