【大手の作法/036】 エースの条件

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法: エースの条件

「面白い記事を見つけました」と。
大手消費財メーカー
人事のNさんが
Web記事を2つ共有くださいました。

それぞれタイトルは以下の通り。
・長年大手に勤めたからわかる
「大手に向かない人」

・就活から見えてきた
「大手に不向きな人」

そこには、
大手には向かない人の特徴が
いくつか書かれていました。

・言われたことを素直にできない人
・協調性をはかれない人
・成長意欲の高すぎる人
・純粋な実力勝負を望む人
などなど。

面白いな、と思ったのが
どちらの記事にも
「八方美人でなければ
やっていけないだろう」
と書いてあったことです。

また、
それを書いた方が
・大手では活躍できなかった
・大手に入社できなかった
と、書いていたことです。

Nさんが私に
「面白い記事がある」
と送ってくださったのには

以前。Nさんが、

採用座談会にて
「八方美人も
身に着けた方が良いですか?」
と学生に聞かれたり、

人事面談にて
退職直前の方が
「結局、どこにも良い顔せな
アカンいうことやろ?」
と言われたりしたことを
聞いていたからなのです。

大手さんには
それぞれの部門に
「エース社員」と呼ばれる方が
存在しますが、

Nさんの会社で
エースと呼ばれる方は
どんな方だったかな?
と3名の方の
取材場面や研修場面を
思い返しましたが、、

・妄想癖をさらけ出し、
絵空事を超真面目に語る人
(企画部門)

・悲壮感や罪悪感を与えずに
超絶失敗談を愉快に語る人
(開発部門)

・重要顧客と意見衝突しても
断固として主張を譲らない人
(営業部門)

うーん。。3名ともに、
八方美人とは結び付きません。。

どうやら、
「八方美人が必要」
と考えている程度では
大手には入社することも
ましてや
活躍することなど
できないのだな、と
感じた次第です。

別の巨大メーカーの
最年少人事役員の方の言葉も
思い出しました。

「周囲への気遣い?
四方八方で足りるワケないやろ」

「360度、全方位外交で
まとめないと、動かせまへんで」

八方ごときでは足らないのですね。。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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