ところで話は変わりますが・・・(コラム「ストーリーとしての仕事術」の続き)

こんにちは、BFIブログ編集部です。
今回は、2016年12月21日更新コラム「ストーリーとしての仕事術」にちなんだ、安田のエッセイ全文をお届けします。

こちらのエッセイは、毎週水曜日配信の『安田佳生メールマガジン』にご登録いただいている皆さまにお届けしています。
コラムと比較すると、安田の人柄や経験がより色濃く反映されており、
近い距離感で会話をしているような、そんな雰囲気で、安田の価値観に触れられる内容です。

初めてご覧になる方は、どうぞお楽しみください。


あれは30代後半くらいでしょうか。
当時の私は毎日、4時間くらいかけて
日経新聞を読んでいました。

よっぽど暇だったのだな、と思われそうです。
でも、当時の私は、あまりにも無知だったのです。
経済のことも、政治のことも、株のことも、
マーケットのことも、海外のことも、何も知らない。

社長として、これではいけない、と思ったわけです。
勉強しよう。そう決意しました。
そして日経新聞を、真剣に読み始めたわけです。

なぜ4時間もかかるのか。
そう疑問に思う人は、きっと真剣に読んでいないのです。
ただ情報を眺めているだけ。
それではいかん!と思ったわけです。

まず、日経新聞を読み始めても、記事の内容が理解できません。
当たり前ですよね。だって、過去の記事も、業界のことも、
何にも知らないわけですから。

分からなければ、立ち止まる。
過去の記事を調べる。
周りの記事を読んで、記事と記事を繋げる。
そうやって真剣に読んでいると、
4時間なんてあっという間なのです。

毎日4時間の新聞タイム。
私はそれを、かれこれ3年間続けました。
そしてどうなったか。
書いてあることを、ほぼ理解出来るようになったのです。

なぜこんな記事が出たのか。
なぜこのタイミングなのか。
次はどのような記事が予想されるのか。

ストーリーが見えれば、理解度はぐっと上がります。
見出しを見ただけで、何が言いたいのか、
何がどのようになっているのか、大体分かる。
分からない部分だけ真剣に読む。
すると、その先も見えてきます。

日経新聞が読めるようになって、
つまりは世の中の動きが見えるようになって、私が至った結論。
怒られるかもしれませんが、言います。

それは、日経新聞には、何も載っていないということ。
当たり前の話なのですが、そこにあるのは過去の出来事だけです。
何かの発明や、新しい法律や、海外の出来事も、
新聞に載った時にはもう遅い。
ビジネスのヒントにはならないのです。

いくら新聞を読んでも、そこには答えが書かれていない。
これはビジネス書でも同じだと思います。
答えは自分で考えるしかない。
それが分かってから、私は一切新聞を読まなくなりました。

今はヤフーニュースのタイトルを眺めるだけ。
それさえやっていれば、流れが見えてきます。
流れが見えたら、流れの先を自分の頭で考える。
答えを先に考えておけば、仕事は格段に早くなるのです。

今は新聞もビジネス書も読みません。
でも流れを掴むという意味で、
あの3年間は決して無駄ではなかったのです。


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