こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
85歳を過ぎた今でも田舎の漁師町で、小さな商店を経営されている女性に出会いました。
かれこれ10年ほどのお付き合いになります。
高齢ということもあり、大きな声で話をする必要はありますが、これとこれが欲しいと伝えると、暗算でパパッと計算してくださるほどお元気です。
そして小さな商店にも関わらず、お客様がけっこういらっしゃいます。中には、近所のスーパー帰りと思われる方も……。
そういう方は、店に着くなり、ちょっとした物を購入し、椅子に座り、実に楽しそうにおしゃべりをしているのです。いつお店に行っても、こういう光景に出会います。
顔見知りばかりの小さな町ですから、皆さんこの女性に会いにお店に来ている側面もあるのでしょうね。
安田は以前、何を売り何で稼ぐのかについて、興味深いツイートをしていました。
何を売るか、何で稼ぐか、この2つが一致している必要はないのです。たとえば銀座の高級クラブはお酒代で稼いでいますが、売っているのは綺麗な女性による接客です。じっくりアイデアが練れる静かな喫茶店は、発想力の湧く雰囲気を売りにしていますが、稼いでいるのはコーヒーやサンドイッチなのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) December 26, 2016
エピソードの女性は、人が集まる場所を作りたかったので、本当は喫茶店を開きたかったと聞いたことがあります。
今の商店は喫茶店ではありませんが、人が集まる場所になっていますね。そういう意味では夢がかなっているのでしょうか。
商売に関わらず、今、自分がやっていることが、やりたいこととは違っていても、発想を変え工夫することで、やりたいことができる可能性もあるのかもしれません。
それこそがビジネスチャンスにつながるかもしれませんね。