GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
EU-Startupsというサイトから見つけてきました。
↓
10 London-based startups to look out for in 2019 and beyond
2019年以降注目のロンドン拠点のスタートアップ10社
https://www.eu-startups.com/ 2019/07/10-london-based- startups-to-look-out-for-in- 2019-and-beyond
—原文
Dubbed the “Uber for removals”, Shift is an online platform and marketplace that helps you move your stuff from place to place –whether it be an office desk or everything in your home.→
「引っ越し版のUber」であるShiftは、 オンライン上のマッチングサービスで、 モノをある場所から別の場所へと移動させることを請け負うビジネ スです。オフィスのデスクからでもいいし、 家にあるどんなものでもOKです。
ドライバーのことを、Shifterと呼び、顧客から点数で評価される点もUberと同じモデルですね。というか、Uberの競合の「Lift」と韻を踏んで(rhyme)ますねw調べてみたら、「個人用のShift」と「法人用のShft」があるみたいなので、企業が定期的に「素人のドライバーに荷物の移送を依頼する」というマーケットがUKでは成立しているようです。
結局のところ、「素人のドライバー」と「プロのドライバー」の違いって、「企業に雇用されているかどうか?」の違いしかないわけですから、プロの定義が変わってきているんでしょうね。
顧客の評価が高くてコストが安い「素人」
VS
企業の名の下に信用できるがコストは高い「プロ」
どちらがマーケットを取るのか?という世界観になってきているわけですね。
ちなみに原文の続きには
You can get a quote instantly on their website, and a “Shifter” will pick up your things and deliver them to any destination within the UK.
とあります。
要は、顧客側がオンライン上に「移動させたいモノ」をリクエストすると、すぐにShifter(ドライバー)からquote(見積もり)が来て、そのquote(見積もり)でOKなら、すぐにでも荷物をピックアップに来てくれる、という感じみたいです。
そういえば、quote(見積もり)は「いつか役に立つかもしれない英単語」です。quoteかquotationですね、ビジネス上の「見積もり」は。
Estimationっていう単語も良く聞きますが、「見積もり」っていうニュアンスではないと思います。強いていうならestimated costが「費用概算」的なニュアンスになりますね。
見積もり依頼のことをRFQって言います。これはかなりよく使われてる単語です。Request For Quoteの略です。
ということで、今回は「quote」と「RFQ(Request For Quote)」を抑えてもらえればと思います。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)