しっかりと考えなくてはならない。
そういう時が人生には何度か訪れる。
病気になった時、会社をクビになった時、
大切な人を失った時、大きな挫折を味わった時、などなど。
そういう時には慌てず、心を落ち着けて、
じっくりと思慮深く考えることが重要だ。
だが実際にそのような場面に出くわすと、
とてもではないがそのような状態にはなれない。
明日からどうやって生きていくのか。
何を目標に生きていけばいいのか。
頭の中は真っ白になり、不安ばかりが心をよぎる。
気持ちはどんどん焦っていき、
しっかりと考えるための精神的な余裕も、
時間的な余裕も、無くなってしまうのである。
そうなってしまったら、
どんなに賢い人でも頭は使えなくなり、
どんなに根性のある人でも心が折れてしまう。
つまり、そうなってからでは遅いのである。
そうなる前に、何か重大なことが起こる前に、
考えておくことが重要なのだ・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.11.4 思考残高 』より冒頭引用
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