パワハラ防止法が施行されたって話ですよね。詳しく教えてください。

今年の6月に施行されました。パワハラはいま社会的問題になってるんですけど、要は「会社の中できちんと対策しなさい」っていう、法律ですね。

ちなみにパワハラって明確な定義があるんですか。セクハラは「相手が嫌がったら」みたいなグレーゾーンがあるじゃないですか。

でも殴るのと違って境目が曖昧ですよね。どこからが怒鳴ったことになるのか。相手が「精神的に苦痛だった」っていったら、もう駄目なんですか？

そんなの生まれつきだと思うんですけど。ネチネチはどうなんですか。

そこはすごく曖昧なんですけど。「ミスを執拗に責め続ける」とかはパワハラです。

どこまで追求したら「執拗なのか」が知りたいです。

社長ってかわいそうですね。ちなみにこの法律を施行する狙いは何ですか？

小学校みたいなもんですよね。

近代においてはそんな野蛮なことは許されないと。

昔はもっとひどかったでしょう。

だから法律で禁止したと。

どう考えても、昔のほうがひどかった気がしますけど。セクハラとかパワハラという言葉ができてから、取り上げられるようになっただけで。

確かにパワハラって言葉ができたのは大きいですね。

どちらかというと、今はみんなビクビクしてますよ。上司も経営者も。いつ「パワハラだ！」って言われるか分からないので。どう考えても今のほうが抑止力は働いてる。

すぐ録音されますしね。

そうですよ。それなのにわざわざ法律をつくるってことは、他に何か意図があるんじゃないですか？

絶対に金勘定ですよ。政治家がやることは。

まあ最後はそこですよね。

鬱になったら「会社が責任もって面倒みろ」ってことじゃないですか。

そうですね。いわゆる通勤鬱ですよね。

満員電車で通勤させるのも禁止になるんじゃないですか。

なってる人いますよ。実際に。

リモハラとか、テレハラとか、どんどん増えていくんでしょうね。

昔は学校の先生にぶん殴られるぐらいは「普通だ」って言われてましたからね。

10分だったら、営業マンを毎日つめてもいいと。

いや、駄目です。明日には水に流さなきゃいけない。