149通目/安田からの返信 「そもそも人間は大きな矛盾」
たかが人間というちっぽけな存在。これが現実なのでしょう。でも私は特別な存在である。そう思ってなくちゃ生きてる意味がない。どちらも真実であり、どちらも現実です。やはり重要なのはバランンスでしょう。たかが人間であると認識すること。自分は特別な存在だと信じること。どちらが欠けてもダメ。まさにコインの裏表のようなもの。ただこれを人に伝えるのはかなり難しいです。バランスが大事だよ、などという見解は何も言ってないに等しい。人間はちっぽけである。私は特別な存在である。それぞれの立場で論を展開すると“あいつが言ってることは矛盾してる”と批判される。そもそも人間は大いなる矛盾を含んだ存在なのかもしれませんね。
前回148目/大野「親切にも知らせてくれる」
自然との調和を考えながらが超重要ですよね。ちっぽけな頭脳とごく限られた僅かな経験と偏った知識で、正しい判断や予測等々できる訳がない。にもかかわらず僕らは平気でイライラしたり、焦ったり、落ち込んだり等々(自由だけど)と、これが人間だものを謳歌するって事だとでも言わんばかりにそうする。でもそれが起こる意味は、驕っている状態に陥っている事を親切にも知らせてくれる為。人間の分際で何を決めつけているのか?って事。人間特有のこれらの状態は、到底全てを正しく判断できない存在であることを忘れてしまうが故に起こる。でも人間万事塞翁が馬を思い出すまでもなく、自然や宇宙の法則は僕らのケチな考えを凌駕していますね。
ー大野より
前々回147通目/安田「人間であることの証」
ついに会話が噛み合ってきました!どんなストーリーを信じるか、何に意味を感じて生きるか。それは個人の自由であり、まさにこれこそが人間の人間たる所以だと私も思います。にもかかわらず多くの人は他人がつくった意味を信じて生きている。生きなくてはならないと思いこんでいる。ここが一番の問題なのでしょう。本来、人間ほど自由気ままな存在はありません。自然の摂理さえも飛び越えて、どこまでも自由に、どこまでも愚かに振る舞える存在。だからこそ自身を律するルールが必要であり、そのルールは決して他人に委ねてはいけないのです。自然との調和を考えながらマイルールで生きていく。それが人間であることの証。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/