【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「定年後も稼ぎ続けるには、どうしたらいいですか?」2018年4月25日配信

第291回「定年後も稼ぎ続けるには、どうしたらいいですか?」
なんの取り柄もないという50代の塾講師さんに、安田が授けたアドバイスとは。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

フラワーエッセンスを勉強中の方から占ってみてもらったら、「恐れを乗り越えたときに一歩が踏み出せるようになる、捨てられない何かがある」とのことでした。私にとって恐れとは自分の中の不安です。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

今回はヤマダハナコさん、学習塾講師、50代の方からご質問をいただいています。定年まであと10年ですが、何の取り柄もありません。10年後も働けるにはどうしたら良いのでしょうか?年金だけでは生きていけないし。ということでした。

栃尾

短い。

安田

短い質問ですね。

金子

これぐらい短いとありがたいですけどね。

安田

50代で10年ってことは……

栃尾

50歳なんですかね。

安田

どうなんでしょう。あ、そうか、塾講師だから社員なのかな。定年までは働くってことですかね。塾講師に定年ってあるんですかね。

栃尾

会社員だったらあるんじゃないですかね。

金子

65歳ですかね。

安田

なるほどね。どうしたら良いですか?金子さん。

金子

10年後も何で働きたいかにもよると思うんですけどね。まだ10年あるから、その10年でやりたいことの資格を取ったりするっていう感じですかね、わかんないけど。

安田

おぉ、人生の先輩みたいなアドバイスですね。栃尾さんはどうなんですか?たとえば老後の心配とかしてるんですか?

栃尾

しますします、もちろん。

安田

あ、心配するんですか。

栃尾

でも、ライターなのでべつに定年はなくても良いかなと思っていますが。

安田

旦那さんは定年あるんですか?

栃尾

あるんじゃないでしょうか。

安田

じゃあ、やっぱ計算するんですか?「彼が定年になったあとはどうしようか」みたいな。

栃尾

そこがまた面倒くさがりなんだよな(笑)。しませんね。

安田

へぇ~。

金子

もう既に手に職がついてる江美さんは少し安心じゃないですか?定年がないし。

栃尾

いやぁ……まあ、ゼロにはなんないかな、ぐらいですよね。ちゃんと生活費が稼げるかわかんないですけどね。体が動かないと、とかあるでしょうし。

安田

例えば、子どもがちっちゃいとか、まだ学生さんで学費がかかるとかだったらわかるんですよ、どうやってそれを捻出しようかっていうか、「学校やめさせなきゃいけなくなっちゃう」とかあると思うんですけど、ある程度定年までいくと、だいたいお子さんももう働いてたりとかして、つまり自分らが生きていくっていうことだけだと思うんで、もしそうだとしたら、べつに生きていけんじゃないの?って思っちゃうんですけど。

栃尾

年金だけでですか?じゃなくて、それぐらいは稼げるだろうってことですか?

安田

稼げると思うし、年金だけでっていうか、べつに年金だけでも生きていけるでしょうし、年金もらわなくても何とでもなるんじゃないの?っていう気がしてます。だって、ふと昨日考えたんですけど、明治維新、明治45年じゃないですか、で、大正15年でしょ、たった60年なんですよね。で、昭和と合わせても120年ぐらいで、明治維新起こってから140年しか経ってないっていう。140年前江戸時代かよって思うと、あっという間じゃないですか。

栃尾

たしかに。

金子

明治維新って何でしたっけ?

安田

あ、明治維新っていうのはですね、明治が始まったときですね(笑)。黒船っていうのがですね……

金子

ああ、ペリーですね。

安田

ペリー。ペリー君が来て、色々まあ、開国したんですね。それは置いといて。だから、年金とか老後とかって考えるようになったこと自体が最近で、その前から多分みんな一生懸命生きてたんでしょうし。じゃあ、年金がいくらだったら安心で、でも、たとえばお金があったとしても元気じゃないとか、日本だったらよく寝たきり老人で、生きててべつに経済的には生かされてんだけど、食べれなくて、栄養なんかチューブとかで補給されて、それで生きているって言えんのかなってよく考えるんですね、僕は。だって、この人も65歳とか生きてるかどうかわかんないじゃないですか。平均したら80歳ぐらいまで日本人生きてるから、あと15年、なんとかその15年食いつながなきゃみたいなのって、すごい本末転倒な気がすんですよ。もし生きてたんだったら生きてるだけでラッキーなんで、やりたいこととか楽しいこととかやりゃ良いし、つまり、死なないために生きてるっていうか、食べないと死んじゃうとか、住むとこないと死んじゃうからなんとかしなきゃみたいな感じなんで、人間の寿命が延びちゃったことがすごい不安と不幸の始まりみたいなっていう感じがして。

栃尾

保険の話とかしてるとそうですよね、「定年後何年あるからどれぐらい貯蓄が必要で、長生きしたらそれが先細りする」みたいな話になりますよね。

安田

そうでしょ?死なないためには金が要るっていうふうな。生活するのはお金要るとは思うんですけど、家賃お金で払わないといけないんで。でも、お金だけじゃないと思うんですよね、生きていくために必要なのは。そもそも「生きていくとはどういうことなのか」っていうのを考えることのほうがすごい大事で。

栃尾

お金より?

安田

お金より。「これをやるために俺は生きていきたいんだ」っていうものがあるから生きて、そのために稼がなきゃとか。たとえば65歳とかになって何もやりたいことなくて、人生いつ死んでもOKみたいなのだったら、それでいいじゃんっていう感じが僕はすごくしますね。

栃尾

「いいじゃん」っていうのはどういうことですか?

安田

すごいやりたくないことをやって、すごい我慢して頭下げて人からお金もらいながら自分の寿命を長らえていくということに意味があんのかなって思っちゃうんですよ。

栃尾

でも、今、安楽死が認められていないので。

安田

安楽死なんかしなくたって……。だって、この人は「生きていけない」って言ってるわけでしょ?つまり「死ぬ」って言ってるわけですよ。死ぬことが、だから、受け入れるしかないんじゃないのかなって。僕はべつに「自殺しよう」って言ってるわけじゃないですよ。

金子

そうか、たしかに死ぬことを受け入れたら前に進めそうですね。「死ぬんだったらこれから何をしよう」みたいな、「今までやりたかったことをやろう」みたいな。

安田

僕はやっぱり基本的に何かやるために生きているんだと思うんで、人って。もうちょっと前向きに「まだ死んでないや。じゃあ、もう1個ぐらい何かやりたいことやるか」みたいな。って考えてったら、それが仕事になってくと思うんですよね、それが人に必要とされたりとか自分が楽しめることであれば。そもそも、僕、人生ってそういうもんだと思うんで。たとえば、本当に、どうなるかわかんないですよ、国みたいなものがなくなっちゃうかもしんないし、よく映画であるじゃないですか、たとえば無人島に流れ着いたって、そこには年金もないし何もないじゃないですか。どうするかっていったら、やっぱ死なないために何とか食糧を確保しようかなって思うじゃないですかね、水を確保する。じゃあ、それで1秒でも長く生きるために頑張るのかっていうと、やっぱり何か生きがいを考えると思うんですよね、僕は。……すいません、ちょっとお二人は違う意見で(笑)

栃尾

生きるために稼ぐんじゃなくて、何かするために生きるのであるってことなわけですね。

安田

そこが大事かなって思いますけどね。二十歳ぐらいの子が「良い会社に入んないと」「稼がないと」って思うのはわかるんですけど、定年ぐらいまでいった人は「どう生きてきたか」とか「これからもし俺に人生があるんだとしたら、何のために俺は生かされてんだろうか」っていうことを僕は考えたいなと思いますね。どうなのかな。

栃尾

でも、この方、塾講師なのでね、人に教えるお仕事ですからね。

安田

そうですね。

栃尾

ずっと、歳取っても教えるスキルがあるだけで人生経験教えられるんじゃないかなって思いますけどね。

安田

金子さんも言ってましたけど10年後って結構長いんで、自分の人生の中で、定年後、今の仕事終わったあとにまだやりたいことがあるんだったら、それで食べれるってことがベストじゃないですか。じゃあ、それで食べるためにどうしようかっていうことを10年かけて前向きにワクワクしながら考えたら良いんじゃないのかなって思うんですけど。いきなりなんでそんな後ろ向きなのかがよくわかんないんですけどね。ということで、この難しいおまとめを。

金子

難しい。

栃尾

難しかった。おまとめですか?(笑)何か生きがいのために生きましょうっていう。

安田

生きがいのために生きましょうっていうか、楽しんで生きようっていうことですよね、死なないために努力するんじゃなくて。ということで、以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年4月25日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
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栃尾江美
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金子亜祐美
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