株式会社をつくるメリット【読むPodcast | ゲリラマーケティング】2021年2月17日配信

第438回「株式会社をつくるメリット」
もう何度も言ってますが、人生で一度も会社をつくらないなんてもったいな過ぎます!
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

えーと、解釈を変えると見える世界が違うんだなと思いました。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

最近見える世界が変わったってこと?

金子

あ、いや、ビジネスにおいて、使う言葉によって、なんか、こう、変わっていくのかなと思って、最近少しずつ。

安田

絶対変わりますよ。僕はもともと持って生まれた性格が100パーだと思ってるんです。そこは変わらないと思うんですけど、いま自分がどういう性格かっていうのは結構思い込みなんで、自分をだまし、他人をだまして生きていくと、自分に有利なポジションが手に入るっていうか。

金子

なるほど。

安田

だから、「ビジネスは得意だ」っていうふうに自分に言い聞かせたほうがいいと思いますよ。

栃尾

なるほどー!そうします。

金子

おお。

栃尾

……うん(笑)

金子

うん(笑)

栃尾

では、今日はまた別のテーマが安田さんからあるということで、ぜひお願いいたします。

安田

個人事業主つながりでですね、僕はもったいないなと思うのが、会社をつくらない人がすごく多いこと。株式会社をね。

栃尾

はい。

安田

会社も有限会社とか合資会社みたいなのとか、いろいろあるじゃないですか。合同会社とか。

栃尾

うん。

安田

いまは有限ってないのかな。

栃尾

ないっていうか、つくれないんだと思います。

金子

へぇ~。

安田

やっぱり、多くの人はどれが得かっていう、税制とか、つまりは「かかる費用と、それが税金でこれだけ戻ってくるよ」っていうことのプラマイで考えるのが多くて、それが本当にもったいないなと思うので、個人で事業をやる人は、とにかく僕は、全員まず会社をつくるっていうことを勧めたいと思ってまして、自分の身の回りのフリーの人にも結構勧めてるんですよ。

金子

えーっ。

栃尾

私はすっかりその気になってます。まだやってないけど(笑)

安田

(笑)

金子

ハハハハハ、大きくうなずいてましたね(笑)

安田

すごいよくできた仕組みでしてね、株式会社って。まあ、なんでしょうねえ、やらないのはもったいないというか、やる権利があるわけですよ。この資本主義社会の日本に生まれて、誰でも社長になれるし、誰でも会社を持つ権利があって、その権利を行使しないのはもったいなさすぎるんじゃないのかなと。

金子

はい。

栃尾

お金が得か損かだけで考えるよりも、もっと価値があるんじゃないかってことなんですね。

安田

いままで会社つくった人で「つくんなきゃよかった」っていう人、会ったことないんですよね。

金子

へぇ~。

安田

「株式会社を立ち上げて社長になったけど、つくらなかったらよかったです」と言った人、見たことがなくて。

栃尾

なるほどねえ。

安田

単なる税金うんぬんだけじゃなくて、いろんな使いどころがあるんです。いま事業をやってる社長さんが相談に来られて、「いまの事業は事業でやりたいけど、個人でも事業をやりたいんだよね」っていう相談がよく来るんですよ。

栃尾

ふーん。

安田

僕はいま自分で個人で安田事務所っていう株式会社をひとりでやってるんで、だからそういう相談に来るんだと思うんですけど、みんな「会社をつくる」って言いますからね。

栃尾

ふーん。

安田

株式会社の社長としてやった人は、株式会社のメリットをよくわかってるんで。

栃尾

なるほど。

安田

だから「会社をつくろうよ」と。

金子

おー。おお。

栃尾

(笑)。いちばんのメリットは……いちばんというか、メリットは何なんですか?

安田

いろいろあるんですけど、自分とは別のもう1個のビジネス用の人格ができるってことですね。

栃尾

うんうんうん。

金子

おお。

安田

まあ、端的にいうと、たとえば社会的信用も個人よりつくりやすいですし、たとえば銀行がお金貸してくれやすいでしょ?

栃尾

はい。

金子

うんうん。

安田

で、個人事業って売るのむずかしいじゃないですか。

栃尾

たしかに。

安田

株式会社だったらば会社ごと売れちゃうし、個人事業でいくつかに分けていくのってむずかしいですけど、株式会社ってべつに何個持ってもいいから、5個の会社の社長とか同時にできるわけですよ。

栃尾

なるほど。

金子

なるほど。

安田

それぞれに商品をつくって、お客さんがいて、「あ、これは売っ払おう」とか「これは銀行から金借りよう」とか、いろんな選択肢が増えてくるんですよね。

栃尾

ふーん。

金子

なるほど。

安田

たとえばモノポリーをやろうと思ったら、モノポリーのゲームで使う駒があるじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

ネットのゲームだったらアバターみたいなのがあるでしょ?

栃尾

はい。

安田

あれと同じで、資本主義でゲームやるには、べつに個人でも参加できるんだけど、「株式会社」っていう駒があると非常に有利にゲームが進められるっていう、そういうルールがいろいろつくられてるんですよ。税制で優遇されてたりとか。

栃尾

それは駒が増えるイメージっていうことですか?

安田

駒も1個じゃなく何個でも。個人事業主だったら1個しかできないですけど、何個もできますし。

栃尾

それはめちゃめちゃ面白いですよね。サイコロ何回も振れるってことですよね、1回のターンで。

安田

うん、何個でも振れますね。

金子

あ~、楽勝ですね人生。

栃尾

まあ、めっちゃ負ける駒もあるかもしれないけど、ってことですかね。

安田

そうですね。あと、みなさん社会保険料を払うの嫌いですけど、僕はひとりの会社で社会保険料を払ってますけど、やっぱ社会保険はすごいよくできた仕組みだなあと僕は思ってまして。個人事業主だと入れないんですけど、会社にすると入れるわけですよね。

栃尾

社会保険っていうのは、えーと……

安田

厚生年金とか。

栃尾

健康保険もですか?

安田

はい。ただ、個人で払う分と会社が払う分、両方払わないといけないんですけど。

栃尾

厚生年金にすると高くなるってことですよね、

安田

そうですけど、給料は自分で決められます。個人事業主だったら毎年毎年申告して、そこの時点での利益を精算、毎年していかないといけないですよね。会社でも決算するんですけど、個人の給料として取らずに、会社の利益として残していくこともできるわけですよ。

栃尾

はい。

金子

ふーん。

安田

まあ、いろいろ使い方を言い始めたらきりがないんですけど、なんていうんでしょう、個人のブランドと別の、もう1個ブランドとか信用とかがつくっていけるっていう。

栃尾

うんうん。

金子

なんか、「信用がある」っていうのが、すごい大きいなとは思いますね。

栃尾

いいこと、悪いこと、社会保険ひとつにしても、いろいろ覚えるっていうか調べなきゃいけないことがあるような気がするんですけども、「そんなことは気にせずに、とりあえずやってみてから覚えたらいいんじゃない?」的な感じですか?安田さんとしては。

安田

そうなんですよ。ほんとに「会社をつくるメリットを語れ」って言われるとそういう話になっちゃうんですけど、これはですね、なんというか、やったほうが早いっていうか、言ったらそんなに何百万もかかることじゃないんで。まあ、毎年決算にかかるっていったって、安い人に頼んだら20万とか、そこらでできるわけですよ。会社の最初の登記費用も2・30万かかりますけど、せっかくこの資本主義社会の自由な国に生きてて、これを経験しないのはもったいなすぎるぞっていう感じですね。

金子

それは、ちなみに何歳までにやるべきでしょうか?

栃尾

(笑)

安田

えーとですねえ、できれば20代ぐらいでやったほうがいいとは思うんですけど。

金子

おっ。

安田

僕はちなみに、いま1歳になった子どもがいるんですけど、高校生ぐらいになるまでには会社をプレゼントしようと思ってます。

金子

わあ!すごい!

栃尾

え、自分でつくらせないんですか?プレゼントしちゃうんですか?

安田

べつにつくりたかったら自分でもいくらでもつくればいいんで、プレゼントしようかなと思ってます。

金子

なるほど。あ~すごい。

栃尾

ふーん。自分でつくる経験をするほうがいいのかな、なんて思ったりしましたけどね。

安田

どうなんでしょうね。そこで「いいな」と思ったら自分でつくるんじゃないですかね。べつに何個つくったっていいんで。

金子

そっか。なるほど。お~。

栃尾

うんうん、なるほど。私も自分でつくりたいのは、それを子どもに見せたいっていうのはすごくありますね。

金子

お~。

栃尾

「ママがやってんだったら俺もできんだろう」みたいに思ってほしいなっていうのはあります。

金子

すごい(笑)

安田

ほんとに不思議なんですけど、「何が違うの?」って言われたら違わないような気がするんですけど、フリーの人って僕の感覚でいうと、下請けの人たち。レイヤーなんですよ。

栃尾

はいはい。

金子

あ~、はい、間違いないです。

安田

見られ方がですよ。

栃尾

はいはいはい。

金子

そうですね。

安田

だけど、会社つくってひとりでやってても社長じゃないですか。株式会社の社長なんで、社長なんですよ。

栃尾

うんうん。

安田

そうすると、発注するときに会社に発注するのか個人に発注するのかで、発注する側の気持ちって違うんですよ。

金子

なるほど。

栃尾

そうですね。

安田

「会社としてやってるんだったら、そうだよね」っていうことになるわけですよ。

栃尾

うんうんうん。

金子

あ~面白い。なるほど。

安田

人間の単なる先入観とか常識の問題なんですけど、そういうふうにできてるんで。

栃尾

そういう人が多いってだけでも、つくる価値はありますよね。

安田

いや、ありますね。企業としてのブランドをつくっていくっていうね。芸能人の芸名みたいなもんですからね。

栃尾

なるほどなるほど。ありがとうございます。

安田

ということで、あっという間に時間になってしまいましたので、すごいおまとめを。

栃尾

すごいおまとめを?(笑)えーと、会社をいっぱいつくるとモノポリーで駒が増えるようなものですから、ぜひたくさん増やしましょう、って感じですかね。

安田

なんていうんでしょう、まあ、「会社つくったら借金抱える」みたいに思ってる人が多いんですけど、金借りないと借金はできないんで、ぜひ、せっかくなんで会社をつくる経験はみなさんに、僕は日本人は1億数千万人、ひとり1社全員つくってほしいと思ってるんで。

金子

わあ。

安田

ぜひつくってください、ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2021年2月17日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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