努力して少しでも上を目指すこと。
言うまでもなく、それはとても重要なことである。
では周りが落ちてきて、
結果的に自分のポジションが上がってしまう、
というのはどうだろう。
そのような他力本願で人生がうまく行くはずがない。
そう考えるのは、人としてまともな事である。
だが皮肉なことに、
社会では「自力で上に行く」ことと、
周りが落ちて「相対的に上になる」ことは、
同じ価値を持つのである。
たとえば合格者数が決まっている試験の場合、
自分の成績が同じでも、
周りの出来・不出来によって合否の結果は逆転する。
一輪車に乗るというような曲芸も、
自分しか出来ない時には価値があるが、
みんなが出来るようになってしまえば価値はなくなる。
平均年収が500万円の社会では
年収300万円の人は低所得層に入るが、
平均年収が100万円の社会であれば高所得層に入る。
つまりは周り次第なのである。
人生は自分次第である。
そういうスタンスで生きていくことはとても重要だ。
自分のことはコントロール出来るが、
他人のことはコントロール出来ない・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2016.5.25 相対性価値』より冒頭引用
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