採用の仕事をしていると、
無茶な要求をして来る経営者に出会うことがある。
給料が安く、休みが少なく、仕事はハードで、
やりがいも将来性もない。
だが人さえいれば、この仕事は儲かる。
だから人を連れてこい、と言うのである。
多くは望まないが、真面目で、責任感があって、
文句を言わずに言われたことをきちんとこなす人材。
そういう人材を20人ほど連れて来てもらいたい。
条件が良くないことは分かっているが、
それを何とかするのが採用会社の仕事だろうと言うわけである。
だがこの手の仕事、ハードルが高い割にはまったく儲からない。
そもそも、
極限まで人件費を削らなくては成立しないような仕事なのだ。
そのような会社が採用に大きな予算を割くはずがない。
予算は少ない。ハードルは高い。だが何とかしろ。
これが顧客の要望である。
もし、その要望に応えることが出来れば、
すごい採用会社になれるだろう。
だが、残念ながら、そんな手品のような採用は出来ない。
つまり、そのビジネスは、
採用という観点から見ると成立していないのである・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2016.8.10 ビジネスモデルに採用を 』より冒頭引用
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