中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.23
「ペイント王」という社名について
“中卒社長”のクボサトシです。
『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
今週も、先週の続きから。
……
……
先週は、当時まだあまり主流ではなかった「ホームページ集客」で少しずつ問い合わせをもらえるようになった、という話をしました。小中学校と授業を完全にボイコットしつつ、一方では中古PCを使って自作ゲームをプログラミングしていた私です。一人でコツコツ制作できるホームページは、私の性格にも合っていたのでしょう。
ところで、「個性的な名前ですね」とよく言われる<ペイント王>という社名は、この頃に使い始めたものです。なかなかインパクトのある社名なので、さぞ熟考した上で決めたんだろうと思われるかもしれませんが、実際はそうでもありません(笑)。
その頃、「バイク王」というバイク買取サービスが流行り始めており、「◯◯王」というネーミングもよく見られるようになっていました。どんな社名にしようか考えていた際、たまたま見かけたのが「うどん王」という名前のうどん屋さん。
バイクの王様だからバイク王、うどんの王様だからうどん王。じゃあ塗装の王ならどうだろう、と考えて出てきたのが「ペイント王」というワードです。思いつきも思いつきの、ノリで決めた社名なのです(笑)。それが今やこれほどのお客様に認知いただけているのですから、わからないものです。
さて、そんなわけで「ペイント王」の名を掲げて開設したホームページですが、運営する中で「SEO」というのが非常に大事だということがわかってきました。
SEOというのは、Search Engine Optimization、要するに、何かしらのキーワードで検索した場合に、自分のホームページができるだけ上位に表示されるようにすることです。
ペイント王の場合で言えば、「大阪 塗装」「大阪 外壁」などのキーワードで検索が行われた場合に、最低でも1ページ目、できれば上位3位以内くらいに表示されていたいわけです。当然ながら、上位であればあるほどクリックしてもらえる可能性が高まり、問い合わせの増加に繋がります。
そんなわけで、「自分の興味のあることなら勉強も苦にならない」私は、さっそくSEOの本を買ってきて読み始めました。当時、いや現在でも、「SEOを真剣に学ぶ塗装職人」というのは珍しいでしょう(笑)。しかし今思えば、こういった“常識のなさ”が私の強みだったのかもしれません。
さて、それでは今週の「学ナシ経営のススメ」。
「商品力や技術力だけではダメ」
ビジネスを成功させるには、人が喜ぶ商品なり技術なりが不可欠です。かといって、素敵な商品や高い技術があれば必ず成功するかと言われれば、そんなことはありません。どんなビジネスであれ、存在が知られていなければ注文は一件も入らないのです。
「すごい商品ができた!」「高い技術を身につけた!」それは素晴らしいことです。でもそこで終わりにしていませんか?待っていれば勝手に注文が入ると思っていませんか?
ということで、また来週。