【38RT】制約こそがアイデアを生み出し仕事を面白くする

こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。

 

先日、エキサイトニュースで興味深い記事を見つけました。
東京都調布市「さくら着物工房」の代表取締役を務めている鈴木富佐江さん(80)。
彼女は65歳のときに脳梗塞を患い、体が不自由になり着物の帯を結べなくなりました。

呉服店に相談に行くと、帯を2つに切れば、帯を結べますと、提案されました。しか
し着物を“生き物”を育てるように大事にしていた祖母のことを思うと、帯に鋏をい
れるのは抵抗がありました。もう一度、着物を着たいと思いながら憂うつな日々を過
ごしていましたが、ある朝、お風呂に入っていたとき、折り紙でいろんなものを作れ
るのだから、帯でも同じようにできないかと思いついたのです。浴室を飛び出して、
さっそく帯を折っていました

(エキサイトニュース内 2017年5月27日)

 

結果、糸で10カ所ほど縫い合わせて固定するだけで体が不自由であっても、ベルトのように巻き付けらるだけで着用できる帯の開発に成功したそうです。

 

ここで注目したいのが、折り紙と帯を結び付けた点。

形も素材も違い似ても似つかないもののように思えますが、帯は切りたくないという状況こそがこのヒラメキを思い起こさせたのかもしれません。

以前、安田はアイデアの生まれ方についてツイートしていました。

 

呉服店でのアドバイス通り帯を2つに切っていたら、自分が楽しむだけで終わっていたかもしれません。でも、自分が納得する形で開発できたからこそ、人に勧めたいと思いビジネスにつながったのかもしれませんね。

 

制約があることを嘆かず、諦めず、自分の思いを大切にし、その状況の中で必死に考えて生まれたアイデア。

これこそが仕事を増やし、ビジネスの面白さにつながるのかもしれませんね。