オンライン診療を導入したい〜お医者さんは、なやんでる。 第133回〜

第133回 「オンライン診療を導入したい」

お医者さん
お医者さん
(PC画面を見ながら)はい、検討してまた連絡します。ありがとうございました。失礼します。
お医者さん
お医者さん
……よし、打ち合わせ終わり。最近はこんな風にオンラインで済ませられるからラクになったな。毎回対面でやっているよりずっと効率的だ。
そうですよね。コロナの件が落ち着いたとしても、この流れは変わらないでしょう。オンライン診療を取り入れる医療機関もかなり増えていますしね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
オンライン診療か……。確かに、こうしてユーザーとして考えると、導入しない理由はないようにも思えるな。……って、あなたは一体?
初めまして。ドクターアバターの絹川と申します。お医者さんの様々な相談に乗りながら、「アバター(分身)」としてお手伝いをしています。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
へえ。様々な相談ってことは、オンライン診療についても詳しいの?
そうですね。ある程度のことはアドバイスできると思います。もっとも、オンライン診療にもいろいろなパターンがありますからね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうなの? ウチがもし導入するとしたら、どんな感じがいいのかな。
一番簡単なのは、そういう専門のサービスに加入することでしょうね。オンライン診療に必要な機能がパッケージ化されていますから、簡単かつスピーディにオンライン診療の体制が整えられると思います。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふむ。
しかし、利用料はそれなりにかかりますし、患者さんがこのサービスを利用した際には診察代以外の手数料が発生したりします。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほどね。簡単だけどコストは高めってことか。
仰る通りです。一方、zoomやairpayなど既存サービスを組み合わせて構築することもできます。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、オンライン会議みたいな形でやればいいってことね。
そういうことです。短い時間であればzoomは無料で使えますし、患者さんに別途手数料を請求する必要もありません。専用サービスに比べれば多少手間はかかるかもしれませんが、コストは低く、自由度も高い。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふむふむ。どちらにもメリット・デメリットがあるということだね。ウチの場合はどっちが合っていると思う?
そうですね。どういう目的で導入するか、で決めるのがいいと思います。例えば仮に「新規患者さんの獲得」が目的の場合は前者、専用サービスの方がいいように思います。サービスサイトからの検索流入が見込めますから。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、そうか。知らない人がウチを見つけてくれる可能性が上がるってことね。
そういうことです。あるいは目的が「既存患者さんの満足度向上」なら、後者の方がよさそうです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
確かにそうだ。余計な手数料を取られることもないし、気軽に使ってもらえそうだよね。今日はちょっと足が痛いからオンラインにしとこうか、みたいな。
そうですね。選択肢が増えていいと思います。いずれにせよ重要なのは「何のために導入するのか」「導入することで何を実現したいのか」を明確にすることです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うんうん。それで言うとまずは「既存患者さんの満足度向上」を考えたいな。長く通ってくれてる患者さんも多いし。
いいと思います!もし導入過程で何かお困りでしたら連絡ください。アドバイスさせていただきます!
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
それは心強い!頼りにしてるよ!

 

医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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