【vol.336】2024サプリメント業界トレンド④

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


前回に引き続き「サプリメント業界」のトレンドを調べてみました。

今週の記事はこれ。
Top 8 Supplement Trends In 2024
2024サプリメント業界トレンドTop8
https://wonnda.com/magazine/supplement-trends-to-look-out-for/

下記の8つのトレンドがあげられています。
(順位ではなく、上位のリストという感じです)

1. Plant-Based Supplements
2. Mushroom Coffee and Collagen
3. Mental Wellbeing
4. Stress Management Supplements
5. Sustainable and Ethical Supplements
6. Beauty Supplements
7. Immunity Boosters
8. Muscle and Joint Supplements

 

先週は「5. Sustainable and Ethical Supplements」を見ましたので、続いて「6. Beauty Supplements」以降を順に見ていきます。

6. Beauty Supplements
(美容サプリメント)

The beauty supplements category is experiencing remarkable growth, driven by increasing consumer interest in holistic approaches to skincare and overall beauty. These supplements aim to enhance skin, hair, and nail health from within, often offered as beauty gummies.

美容サプリメントのカテゴリーは、スキンケアや美容全般に対するホリスティックなアプローチに対する消費者の関心の高まりに後押しされ、著しい成長を遂げている。これらのサプリメントは、肌、髪、爪の健康を内側から強化することを目的としており、美容グミとして提供されることが多い。

「beauty gummies(美容グミ)」が市場で成長しているみたいですね。感覚的にはグミって糖分の塊の気がするので、美容と相性良いという感じはそんなに腹落ちしませんが笑

 

The rise of beauty-from-within products highlights the synergy between health and cosmetics, providing a comprehensive approach to beauty that resonates with modern consumers looking for effective and holistic solutions.

ビューティー・フロム・ウィズイン製品の台頭は、健康と化粧品の相乗効果を浮き彫りにし、効果的でホリスティックな解決策を求める現代の消費者の心に響く、美容への包括的なアプローチを提供している。

これらの「beauty-from-within」市場の全体像をストア形式で体現しているのが韓国のドラッグ・コスメストアチェーンの「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」だと思います。

 

 

ソウルで行ったことがあります。
一見日本のマツキヨとか、ココカラファインみたいな感じですが「商品力」とか「商品の開発力」とか「イベント化力」とか「バズらせ力」とか「値下げ力」が、桁違いだと感じました。

“適正価格”で日本のマーケットに本気で参入してきたら、根こそぎ「beauty-from-within」市場を掻っ攫っていくのではないか?と思います。
日本からLCCでソウルに「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」を大量買いしに行く女性が多数らしく、すごい集客力ですね。。。
実際に店舗に行ってみると、明洞とか江南中心部の都心型店舗は日本人女性の顧客比率がとても高い様子でした。

ちなみに、プレミアム価格で参入してきたら、単なる「輸入ブランド」で終わる気もします。以前新宿にPop-upでOPENしていたみたいですね。

 

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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