住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第98回 会社員の未来は「右肩上がり」から「選択型キャリア」へ

実際、チラホラ出てきてますからね。「20代の未経験でも年収500万円から」なんてのが珍しくなくなるかもしれない。でもこれって20代だけの問題じゃなくて、実は給与体系が根本から変わってきているんですよね。

そうなんですよ。今までは55歳くらいで役職定年を迎えるまでは給料が上がっていって、そこから定年まで少しずつ下がるというのが一般的だったじゃないですか。でも最初にそんな高い給料を払ってしまったら、その後も右肩上がりで増え続けるなんて不可能だと思うんです。

そうなんですよ。ただやっぱり、既存の社員とのバランスが難しいんですよ。そこを気にしてなかなか踏み出せないという話をよく聞きます。給与体系の異なる別会社を作っちゃうのは一つの解決策かなとも思いますけど。

なるほど。まぁでも、皆が7年働いてくれるかというとなかなか厳しそうです。それこそ1年くらいで辞められちゃうケースもあるだろうし。ちなみに今20代の人も、10年後20年後になったら給与の頭打ちが起こると思いますか?

確かに確かに。今美容師さんとかでも、将来独立して店を作るんじゃなくて、フリーランスになる人が増えてるらしいですよ。収入は独立前とあまり変わらないんですけど、働く時間を自分でコントロールできるのがいいらしくて。

まぁ、そういう先輩方が熟年離婚してたり、50歳を過ぎてから給料が下がったり、あまり幸せそうじゃなく見えてるんでしょう(笑)。20〜30代でプライベートを犠牲にして、ストレスを溜めながら働くよりも、共働きでも家族仲良く生きていければいいという。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。