人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第65回 「子どもを産まない」遺伝子が淘汰される?

最近、ホリエモンが「少子化はこうやって終わる」という独自の理論を展開していたんですけど、それがものすごく興味深くて。ホリエモンも子どもがいるらしいんですけど、子育てがすごく嫌いなんですって。

それを公言してるからいろんな人から責められるんだけど、表立って言わないだけで「面倒くさい」って思ってる人は絶対多いはずだと。でも確かに、私も今はこの歳で5歳児を育ててるから結構楽しいんですけど、若い頃は家族で旅行に行っても、「早く仕事に戻りたい」って思ってしまってたんですよね。

そうそう。で、ホリエモン曰く、最近は子育てより自分の人生を優先する人も増えてきていて、そういう人たちは子どもを作らないから、最終的には「子どもを産まない」という選択をする遺伝子が淘汰されていくんじゃないかと。

それが一般的な考え方ですよね。だからこの話を聞いた人の多くが「そんなはずはない!今の自分があるのは頑張ったからなんだ!」と言いたくなってしまう(笑)。遺伝子のおかげだと言われても認めたくないというか。

ちなみに私自身、努力するのがすごく苦手な人間なんです。親も兄弟も皆努力家なのに、私だけが学校の先生に「努力が足りない」と怒られてしまう。「努力できるのも才能なんですよ」って返したらもっと怒られましたけど(笑)。

そういうことなんでしょうね。安田さんも私も学校が合わなかっただけで。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。