第275回 レジェンドたちが繋げる思い

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/レジェンドたちが繋げる思い

 

「新入社員研修」が続く季節です。

大手各社の研修に同席させていただいておりますが、社内の「レジェンドたちの言葉」には、共通していることが多いことに気づきました。

◆批判を恐れない

「批判的な意見を言う人とは離れた方が良い」なんて言う方もいると思う。「メンタル不調」にならないためには、必要な考え方かもしれないです。

でも、私は「批判的な意見を言う人こそ、近くに」いていただきたい。「批判を結果で見返せた時」に一人前と呼ばれるようになったのだなと感じます。

◆覚悟を持つ

「プロセスが重要」という方もいる。否定はしないが、私は「成果こそが真実」だと認識している。「品質、結果」で人々を魅了したいと思い続けてきた。「努力している姿勢」を見せつけるなんて小っ恥ずかしくて考えたくもない。

◆未熟な自分に向き合う

「準備、練習、修練」している時は、自分が「誰よりも下手、未熟だ」と思っている。「お客様の前、本番、プレゼン」の時は、自分が「誰よりも優れている」と思っている。「プロとしての自覚」を持ち、「未熟な自分」も理解しているから「挑戦し続ける」ことができる。

「営業職、開発職、現場職問わず」、その道の「レジェンド」と呼ばれる方々は、上記のような想いを「未来を担う方々」に伝えてくれます。

何ごとも「人ごとにしない人」になりたいものなのであります。

 

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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