森本さんの講演先でいうと、あとは、内定式、入社式で呼ばれたり。
そんなのも来てくれんの!?
ホントもうあり過ぎて。
先生とかもいますね。
学校の先生。
学校の先生とか、病院の先生とか。
そうですね、医者の先生、あと看護師の方とかも。
1回がんセンターに行ってめっちゃエネルギッシュに喋ってきたことありましたね。もう、やっぱり患者さんと全力で向き合ってる方々なので、講演開始の喋り始めの雰囲気はすごいドンヨリして疲れた感じだったんですよ。
夜勤明けの方とかも絶対いますもんね。
でも、結構みなさん聞きに来てくれて。ってことは、多分「元気になりたい」とか「何かを持って帰ろう」って思って来てくれてんだなと思ったので、ちょっと背中を押せるような話をしたら「元気もらえました」って声をすっごくいただけました。
そうなんだ、へぇ~。
最初、まあ、僕みたいなもんがね、がんセンターの看護師さんとかに喋れるのかなって思ってたんです。僕としてもちょっと自信をつけた感じでしたね。「ああ、こういう方たちにも受け入れられるんだ」って。
森本さん、元々6年ぐらい上手くいかなくて一軍に行ったっていう、上手くいかなくて上手くいったっていう話もあれば、今度は頂点を極めたり、ずっとベストナインとかも選ばれたり、ゴールデン・グラブ賞3回とかっていう、ピッコロやったりとかラーメンマンやったって賑わせたあとに横浜時代に上手くいかなかった、っていうところの話とかをすると、ある種一般的な言葉で「挫折」とかって言いますよね、みたいなときのマスコミに注目される状況下での挫折の話とか、聞いただけで考えられない壮絶な苦悩みたいなのとか、そこら辺の話をやっぱ生でされると……
なるほどね。どこで聴けんの?
どこでも。呼んでもらえれば基本的に聴けると思いますけど。
いいっすね。
絶対呼んだほうがいいです。
ね。
とりあえず元気になる。
とりあえず元気になる?シャブみたいだね(笑)
絶対カットでしょ今の(笑)
いやいや、大丈夫。
この番組は、これ、セーフなんです。
セーフなんですか!?
セーフです、この番組では(笑)
でも、人生って楽しいことばっかじゃ絶対楽しくないと思うんですよ、上手くいくことばっかじゃ。上手くいかないことがあるから楽しいってことに結構気づかされて。で、横浜に僕移籍したのは、フリーエージェントっていって、本当に限られた選手しかその権利って与えられないんですよね。しかも、それが成立して、ベイスターズっていうチームに「来てほしい」って言われて、期待されて行ったその3年間が一番結果が出なかったんですよ。ここは一番の苦しかったとこですけど、一番の学びになった。だから、今の僕の現役のあとのセカンドキャリアの中で一番ためになった期間でしたね。原動力になってるんじゃないですかね。
へぇ~。具体的にはどんな?
人って上手くいかなくなると何していいか分かんなくなるんですよ。何やってもダメなときあるじゃないですか。それこそど真ん中のストレート、一番簡単なボール、バントですよ?バントでさえフライ上がっちゃったりとか。
へぇ~。
もう、あり得ないんですよね、そんなことって。でも、自分が原因なんですけど、現実起こってることがそれぐらい切羽詰まってるんです。そのときに見えたもの、今までホント上手くいってて「何でもやっていいよ」っていう環境で見えなかった部分がそこで見えるんですよね。「じゃあ、何しなきゃいけないの?」って、何もかも上手くなったとき、でもまた明日は来る。で、明日が終わったらまた新しい日は毎日やって来るわけです。
そして試合も必ず待ってるんですよね。
はい。
「栄光の架橋」思い出した、俺。朝6時ぐらいだ(笑)
そうそうそう(笑)
今その話でなんか思い出した。講演聴きたいね、なんかね(笑)
大久保さん。
はい。
今のコンテンツ締めにかかろうと思ってたのに、なんで「栄光の架橋」出てくるんですか(笑)
あはははは(笑)
中盤に戻した(笑)
いやいや、もう歌って締めたほうがいいかなって(笑)
まあ、というような話を講演でしてるんですよ。
だから、聴きたいですね。
聴いたほうがいいですしね。今の話を聞いて、大久保先生みたいな、クライアントを持たれて、いろんな経営者とお会いされてるじゃないですか。そういう方だからこそ、今の話聞いて「こういう感じで森本さん呼んだほうがいい」とか「こういう人だと合うよね」みたいな感覚って何かあったりしないんですか?「森本稀哲活用マニュアル」的な……失礼しました(笑)
いやいやいや。
結構どこにでもハマるかなと思った。てか、むしろうち来てほしいなと思ったけど。
じゃあ1回Colorzさんで。
ね。勢いある組織とかね。
クライアントさんたち呼んでも面白そうですね。
あぁ~。やりますか、それ。
例えば僕が大久保さんの事務所行って喋るとしたら、どういうこと喋ってほしいと思うんですか?
多分、シャブみたいに元気になるやつ(笑)
ああ、やっぱそうなんですね。
いや、でも元気になるやつがいいかな。講演を聴いてないから何とも言えないですけど、多分その辺で悩んでる若手がいっぱいいると思うんですよね。くすぶってたり…あと、ちょっと調子こいてきたけどイマイチ壁超えらんねえな、みたいな奴とかもいるので。そういう子が僕らでは見えてなくて苦しんでるところもあると思うから、それで「やろう」みたいになる子は出てくると思う。
一緒になって「かーね!かーね!かーね!かーね!」って言って跳ねたら元気になるんじゃないですかね(笑)
あはは(笑)
そっちですか(笑)。
経営者より、社員さんとか、そういう人たちに聴いてもらって、浸透していって、みたいなほうがいいのかなっていう。社長が「いい話聴いた」で終わる感じより、それもいいんだろうけど、それよりは組織にエネルギーっていうか何ていうか、パワーが入るみたいなイメージはありますけどね。
絶対的に言えることは、一生懸命みんな頑張って苦しんだり悩んだりしてるじゃないですか、森本さんの過去の話を聴くと次元違うんで「悩んじゃいけないよね、これで」って誰もが思うレベルで悩んできてるんで、それを乗り越えてアッハッハと笑いきるんで、「俺ってなんでこんなちっちゃいとこで閉じこもってたんだろう?」みたいな感じになるんですよ。そういう意味でも社員さんとかはめちゃいいですし、社長さんとかが呼んで一番面白いのは、一番感動するのは大抵社長っていうのが定説ですね。「俺が一番感動した!」みたいな。やっぱり腹括ってる界隈での会話が無意識で行われるらしく。それはありますよね。
でも、悩んでる人全員に言いたいけど、その先に成功した糧になるっていうのを前提に乗り越えていってほしいし、多分社長とか野球界で言うと監督とかもそう思ってると思うんですよ。上手くいかないときって、人って「どういう目で見られてんだろうな」とか、すごいインにインに、自分のほうにすごい向けるじゃないですか。でも、本来そうじゃないことのほうが多いと思うんですよね。例えば若い選手で、すごい青ざめた感じで何もかもが上手くいかなくてプレーしてる選手って今でもいるんですよ。でも、監督ってそこのもがきは計算じゃないですか、上の人たちって。「分かってるよ」って、「そこから何すんの?君は」っていうとこを見たいんだと思うんですよ。でも、当事者、選手たちは「うわ、うわ、ヤバいヤバい、もう二軍に落とされる」とか「ヤバいヤバい、スタメン出れない」って勝手に自分で自分を追い込んじゃうことが多いと思うんです。だから、そうやって「あったね、昨日一昨日までは死んでたね」みたいな余裕が出てきて考えると、まあ、余裕が出なくてもそういうマインドに対する引き出しがちょっとであると、「あ、今そうだな、苦しい状況、はいはい、来ました、ここからできることって何かな」って思えた瞬間、多分世界が変わってくると思うんですよ、自分自身が。でも、苦しいときって「うわぁ、もう絶対絶命だ」とかいうことが自分にのしかかっていって。で、シーズン中もあるんですよ、まったく打てない、で、レギュラーなので打てなくても試合出続ける。「ヤバいヤバい、感覚おかしいわ。何とかしないと何とかしないと」って。最終的には「もういいわ、楽しもう」と思った瞬間に戻るんですよ、普段に。だから、そうやって軽くなっていくっていうのをみんなに感じてほしいなと思いますね。
すごいね。もう、マネトレ史上一番いい番組(笑)
(笑)
(笑)
財務は皆無ですけど(笑)
でも、結構繋がってる部分は多いと思うんですよ、野球もそうですけど、ビジネスと。終わって気づいたんですけど、最初は全然かけ離れてる世界かなと思うんですけど、結構似てる世界だと思いました。
まあ、そうでしょうね。だから講演もいいんでしょうね、評判もね。え?なんで?照れないでください(笑)
今一瞬照れましたね(笑)恐縮してる森本さん久々に見ました。
いつも結構大久保さんってズバズバって言うじゃないですか。その感じで「いいっすね」なんて言われたら照れるじゃないですかぁ(笑)
あっはっは(笑)
というわけでですね、森本さん、今、いろいろな企業、先ほどあったように解説とかも、レギュラー番組も月曜火曜ですか。
そうです、月火、北海道で、UHBという番組でやらせてもらってます。
ですよね、フジテレビ系列のとこですよね、出られてるので結構忙しいとはいえ、一応先ほど言ったような形で時間も「自分の投資のために」みたいな感じで確保されてるようですので、それこそ最近でいえばエースコックさんの森本さんプロデュースのカップラーメンが12万食。
はい、1週間で。
すげぇな。
すごいですよ。みたいな形もあれば、講演で先ほどのような形でいろいろ使うというようなこともあるみたいなんで、上手く今日の話を聞いて森本さん呼んでみたい所があれば簡単に呼べると思いますので。日程さえ合えば。大久保先生のポッドキャストにかっこいいページを1枚PDF差し込んでおきますので、森本さん呼びたいという方がいればそこから飛ぶみたいな形で。いいですか?
もちろんもちろん。じゃあ、うちが申し込みして(笑)
二人の対談とかも面白いんじゃないんですかね、あったら、大久保先生、森本さんの。みたいな、いろいろ企画をしていきたいなと思いますので、そんな感じでぜひいかせていただきたいと思います。というわけで、森本さん、2回にわたって本当にありがとうございました。
ありがとうございました。