【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「自分の価値を見つけ出す方法」2018年12月5日配信

第323回「自分の価値を見つけ出す方法」
人はなぜ自分の居場所がわからなくなってしまうのか。それは自分のことしか見ていないから。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

安田さん江美さんが死んでしまう前にゲリラ質問をします。冷たくされたときに自分を励ます方法教えてください。お願いします。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。冷たくされたときに自分を励ます方法?

金子

はい。

安田

うーん……酒を飲んで忘れる。

栃尾

うそー(笑)

金子

マジか(笑)江美さんは?

栃尾

私はまあ、仲良い人を思い浮かべるかな。

金子

ありがとうございました!

栃尾

はい。今日はこんな質問をいただいております。30代、経営者の方です。いつも楽しく聴かせていただいています。自分の価値の見つけ方について一緒に考えていただけませんでしょうか。自営をしていて、年々便利になって、いろんなことを1人でもできる時代になってきたと思います。安田さんは境目研究家×コンサルタント×著者(作家)というように、いろんなことができる人だと思います。これからの時代はもっと人に価値が出てくる時代が来るのでは?と思うようになりました。何かの本で「3つくらいプロとして名乗れるポジションがあると、1万人に1人の目立ったキャラになれるんだ」という主張を読んだことがあります。自分の価値を探すために、ある人はストレスに感じることでも自分はそう感じないことや、自分の好きなことをかけ算していくのが、振り返ったときに自分のポジションを確立するための近道のような気がするのですが、みなさんどう思われますか?自分の価値を見出すには、どうしていくのがよいと思われますか?栃尾さん、ライター×哲学の先生×プロさみしがり屋。金子さん、社会音楽家×ゲーム配信者×ハムスター愛好家。余談ですが、309回を聴いて僕が受けたアドバイスを思い出したのですが、「さみしがり屋は意識が自分に向きすぎている」という辛らつなものでした。自分が今どうあるかということに気が付くのは、とても尊いことだと思います。長文失礼しました。安田様、またコーヒーを送らせていただきます。

安田

はい。お待ちしております。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

栃尾

これ、よく言いますよね。「3つぐらいかけ算すると」って。

安田

そうですね。100人の中で1番。違ったっけ?

栃尾

いいと思います。100人に1人になれば、それをかけ合わせれば……

安田

1万じゃなくて100万になりますよね、3つ組み合わせたら。

栃尾

100万人に1人になれるっていうことじゃないですか。

安田

なるほど。「1万人に1人」って書いてますけど。

栃尾

1万って書いてありました?(笑)

安田

3つかけ合わせて1万は、ちょっと計算が合わないですけど。

栃尾

そうですね(笑)

金子

どんな計算方法だかわからないなぁ。

安田

でも、100人に1人は結構ありますよね。

栃尾

自分が100人の中で1番だなって思うもの、ってことですよね。

安田

はい。

栃尾

結構あると思います。

安田

僕は、モウセンゴケの種類とかは、世界でいちばん知らないけど、100人のうちには入ってますね。セミの鳴き声イントロも。

金子

なにそれ(笑)

栃尾

へぇ~すごい。

安田

「ニー」っていったらニイニイゼミとかですね。

金子

ああ、なるほどね。

栃尾

ああ、そういうこと(笑)

安田

栃尾さんは、ライター×哲学の先生×プロさみしがり屋さんっていうのは、これは合ってるんですか?

栃尾

どうなんでしょうね。ポッドキャスターを入れようかなって。

安田

ライター×ポッドキャスター×……

栃尾

なんでしょうね。哲学の先生じゃないんですけど……対話好きですね。哲学対話好き。

安田

哲学好きのさみしがり屋?

栃尾

さみしがり屋はね、たぶん100人に1人ぐらい入ってると思いますね(笑)結構自信あるな(笑)

金子

ランキング上位ですか(笑)

安田

なるほど。すごいですね。

栃尾

4つじゃないですか、そしたら。

安田

いや、1個何かなくしていただいて。

栃尾

だめ?

安田

じゃあ、ライターやめましょう。

栃尾

やめましょう。そうだね。たしかに(笑)

安田

金子さんは社会音楽家?ゲーム配信してんですか?

栃尾

もうしてないよね。

金子

今はしてないですね。

安田

昔してたんですか?

金子

はい。昔してました。

安田

へぇ~、すごい。

栃尾

うちの子が見てた。バイオハザード。

金子

ありがと(笑)一緒にやろうよ。

栃尾

そうだね(笑)こんど遊びにいきます。

安田

僕はよくコンサルタントって間違われんですけど。違うって何回も言ってんのに。

栃尾

言ってますね(笑)

安田

よく言われんのは「境目研究家×会社の経営者×作家」って言われんですけど、自分ではそう思ってなくて。

栃尾

へぇ~。

安田

最近では、境目研究家は本職なんで入ってんですけど……

金子

あ、これが本職か。

安田

はい。最近は「コンテンツクリエイター」というのを名乗ってまして。

金子

カッコイイ!

栃尾

おぉ。

安田

自分が対談して、それをコンテンツとして仕上げていくっていうのが仕事として非常に楽しくって。

金子

うわぁ、いいなぁ。

安田

あと、「ブルーオーシャン見つけ屋さん」っていうのもやってます。

栃尾

あ~、めっちゃいいですね。

安田

そういう意味では、ぜんぶ3つともって難しいですけど、定期的に1個2個入れ替えていくのもいいかなって思いますけどね。

栃尾

そうですね。「こっちよりこっちのほうが好きだったかも」みたいな。

安田

そうそう。

金子

そうですね。時期によって変えたり。

安田

最近「経営者」って名乗んのがいまいちだなあと思って。経営してないし。やめております。

栃尾

「経営しない会社」を目指してるんですもんね。

安田

そうですね。あと、「作家」っていうのも、本、もう長い間出してないし、作家っていうのはやっぱり小説書いたりとか、そういう、なんか……

栃尾

創作物ですかね。

安田

創作物、うーん。

金子

「コンテンツクリエイター」が作家になるんじゃないですか?

栃尾

たしかにね。同じように見えるかも、見る人によっては。

安田

「対談作家」といえるかもしれないですけど、でも、僕の中の「作家」って、やっぱビジネス書を出して書店に並べてる人を作家って言っちゃいけない気がするんですけどね。

栃尾

ふ~ん。

金子

ふ~ん。小説とかってことですか?

安田

物語を創作している人って感じなんですけどね。ハウツーをまとめたものを作家っていうのかな?って感じですけど。

栃尾

うんうん。

金子

あー、たしかに。

安田

まあいいや。質問に答える前にえらい時間が過ぎちゃいましたけど、質問の概要は何ですか?栃尾さん。

栃尾

「ある人はストレスに感じることでも自分はそう感じないことや、自分の好きなことをかけ算していくのがいいんじゃないかと思うんですけど」ってことです。

安田

「自分の価値を見つけ出すにはどうしたらいいか」ってことですよね。

栃尾

はい。

安田

「自分がストレス感じないこととか、好きなこととかをかけ算していったらいいんですか?」ってことだと思うんですけど。どうなんでしょうか。

栃尾

そう思います。でも、自分は当たり前にできてることって見つけにくいなって思ったんですよね。

安田

ほぉ。

栃尾

私、チラシのラフを手書きでササーって書くんですけど、それをパッて友達に送ったら「え、デザインもできんの!?」って言われたんですよ。つまり、デザインの領域に入ってるみたいなんですけど、それ、でも、私、普通に当たり前にやってたから人よりできると思ったことはあまりないんですけど、そういう、人に言われてはじめて気づく、「え、これ、みんなできんじゃないの?」みたいなことってわかりにくいなと。

安田

ちょっと今、人を見下した……

金子

(笑)

栃尾

(笑)

安田

「下々はできないのか?」みたいな(笑)いや、でも、よくわかります。

栃尾

そうですよね。

安田

僕もよく、学生さんとかで何が得意かわかんないとかいう人にたまにアドバイスするんですけど、昔メルマガにも書いたんですけど、自分が親指だとして、親指くん、他の指とか他の臓器を見ないと親指の役割はわかんないっていう。

金子

うん。そうだそうだ。

安田

親指以外にまったく目も触れないと「何のためにオレは付いてんだ?」ってことになんですけど、「どうやら他の指と協力してはさむためにあるんだ」とか「どうやらそれは全体とつながってて、胃袋くんというのは食べ物を消化してみんなに栄養を回してんだ。だからオレたちが動けるんだ」みたいなのがあるわけじゃないですか。だから自分の役割って、自分以外の人が自分に何求めてんのかとか、何やったら他の人は「ああ、この人すげえ」って思ってくれんのかっていうことなんで、さっきの栃尾さんのデザインも、自分ではそう思ってなくても、それを求めてる他の人からしたら十分にすばらしい役割なわけなんですよね。

栃尾

はい。

金子

なるほど。

安田

だから、自分見てたらダメなんですよ。他人の中にある自分像を見ないと。

金子

そっか。いろんな人に、会っていったほうがいいですね。得意なものを自分の中で見つけ出すなら。

安田

そうですよ。はい。金子さんは結構明確だと思いますけどね、僕は。いろんな人の中にある金子さん像、金子さんに委ねているっていうか求めているもの。安心感とかね。

金子

安心感……(笑)

安田

いや、そんなのあると思う。

栃尾

癒やしとかね。

安田

ただ、それをどうやってお金に換えるか、みたいなところでみんな悩むんですけど、その方法のほうがきっと難しくて。僕は、だから、ひたすら自分の役割を無償でもいいんで与え続けるっていうことがまずスタートだと思いますけどね、今の時代。そしたらマーケットができちゃうんで、そのあとでどうやって商売にするかっていうのを考えればいいんで。みんな最初に売ろうとするから売れないと思うんですけどね。やっぱ金子さんはニュートラルポジションって感じしますけどね。

金子

ニュートラル……

安田

はい。

金子

色が付いてない感じですか?

安田

なんていうんでしょう、色が付いてなくはないんですけど。

金子

ニュートラル……

安田

(笑)まあ、なんていうんでしょう、だから安心して戻っていける場所ってことですよ。

栃尾

おぉ。いい。

安田

そんなに変わらないっていう。たとえば10年会ってなくてもそんなに根本が変わってないっていう、そんな感じしますけど。

金子

……(笑)

安田

ということで、おまとめを。

栃尾

まとめると、「親指の役割を知るためには、他の部分を見ましょう」っていうことでいいですか?

安田

他人の中にある自分像をイメージするってことですね。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年12月5日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
プロフィールはこちらから

 

 

感想・著者への質問はこちらから