
でも、ほとんど償却終わってるから時価ゼロになってるケースが多い。時価というか。ただ、税理士さんだとこれで終わっちゃうんだよね。財産評価基本通達ってあって、「こうやって評価しなさいよ、財産を」、で、「これが時価です」って言うのよ。

でも、純資産が時価って、これで売るケースはたぶんほとんどないよね。これ、事業承継の場合にそうするけど、なんでかっていうと、やっぱ会社を買うってことは営業活動も含めて買うじゃない?べつに建物の箱と売掛金と買掛金を買うわけじゃないから。

そうそう。そこの今後の営業の利益とか、今出てるその600万っていう利益だったり、今後の市場の成長性とか、シェアとか、販売ルートとか、何を扱ってるかとか、得意先がどうとか、いろんな加算要素はもちろんあって、その利益を何年分かはのれんとして、営業権としてみるっていうのが一般的。

そうそう。あと、リストすげーもってるとか、そういう目に見えない要素はのれんとして評価されるんで。あと、何か利権があるとかね。ただ、ITではちょっとわかんないけど。ただ、10年ぐらいの会社でオーナーでやってるとすると、多少節税してるかもしれないなあと思ってて。600万しか出てないから。「しか」って言い方は失礼だけど。だから、たとえば交際費削ったり、役員給与完全にもらってないかとか、無駄な投資がないかとか考えていくと実は利益水準もっと上がって、そうすると株の売却額が上がるから、そういう目線で、たとえば2・3年後の売却みたいのをみたときに、利益目一杯出したり付加価値を上げるみたいなことも戦略としてアリなのかなと思って。

まあ、そういうのがある。あんま出てこないからいいんだけど。「上場企業の類似業種とみたときにこれぐらい」みたいなの。そうすると利益の11倍ぐらいついてたんだけど、そうすると利益を上げたらさ……利益を上げるには役員給与を落としたり、まあ、過剰に落としたらダメだけど、交際費減らしたりとか、そいつ無駄に六本木で飲んでるわけだからさ、「そういうのをやめれば出るんだから」みたいな話はしてたけど(笑)そういう意味で、出口が近ければ、いくらで売れるのかの計算をしながら。だいたい、でも、とはいっても、純資産に利益の何年分っていう感じだから。

まあ、だから時価純資産プラス営業権って考えていいですよ。ただ、欲しかったら買うし、欲しくなかったら買わないので、そういう意味では、たぶんもう1個気をつけなきゃいけない大事なことは、誰が買うかはある程度判断つけられると思うんだよね。自分の会社欲しい人って誰かわかるよね。

いや、でも見りゃわかるから、決算書。どんだけ儲けてんだって。まあ、それはそれで価値あると思うし、ぜんぜん違うところをもってきてくれるからあれかもしれないけど。まあ、一応そんな目線で。あとはその人が社長続けるかどうかっていうのもひとつ。若い場合は、ほら、今、人手不足だから、優秀であれば、一代で5億ぐらい売上つくっちゃう方だったら残っててほしい可能性も高いので。