【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「平成の次の元号はなんだと思いますか?」2019年3月27日配信

第339回「平成の次の元号はなんだと思いますか?」
というご質問。
そもそも平成とはどういう時代だったのか。きちんと振り返れば次の元号が見えてくる。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

スケボー歴20年。友達に誘われて、改めて極めようと思います。金子亜佑美でーす。

安田

安田佳生です。

金子

はい、今回は映像制作、40代の方からご質問いただいてます。安田さん、栃尾、こんにちは!

安田

こんにちは。

栃尾

呼び捨て?(笑)

金子

ふはは(笑)

安田

栃尾さんだけ呼び捨てですか(笑)ひどいですね。

栃尾

そんな仲になったんじゃないですかね(笑)

金子

いつも楽しく拝聴しております。今回お聞きしたいことは、新しい元号についてです。大正・明治・昭和・平成の次はどんな元号になるか、安田さん、栃尾さん、金子さんの予想をお聞かせいただけないでしょうか。僕は安心の「安」(安田さんの安でもありますかね)が入る元号になってほしいなと思っています。こんな質問ですが、取り上げてくれるとうれしいです。ということです。

安田

はい。

栃尾

はい。

金子

「栃尾!」っつって(笑)

安田

ひどいですねえ。

栃尾

大丈夫ですよ、栃尾で(笑)。

金子

元号ですね。

栃尾

元号の話、最近、安田さんよく言ってませんか?

安田

そうですね。明治・大正のことはあんまり考えたことないんですが、元号が変わるっていう番組をテレビで見たときに、みんな、昭和に比べて、平成はおだやかというか、なだらかというか、成長のない時代っていうか、「失われた時代」みたいに言われてるんですが、「平成になったあとしか社会人経験してない人がいて、昭和と比べられる平成じゃなくて、平成単独の番組もやってくれてもいいんじゃないか?」みたいなことをその人が言ってて、「ああ、なるほどな」と思ったんですよ。で、やっぱり、考えてみたら昭和ってもうおじいちゃんの時代じゃないですか。

金子

え!?

栃尾

(笑)

安田

昭和時代にめちゃくちゃバリバリやってた人って、もうおじいちゃんなんですよね。

栃尾

はいはいはい。なるほど。

金子

ああ、そういうことか。

安田

だから、右肩上がりの経験がある人からすると「それと比べて」っていう感じですけど、だって、考えてみたら生まれたときから平成の人なんて知ったこっちゃないわけで、そんなこと言ったら、もっと前、「焼け野原のときと比べたらどうなんだ」とかいうことになるわけですから。くしくも「平たく成る」と書いて平成だなっていうことに気づいたわけなんですね。だって、ずっと成長し続けるって難しいじゃないですか。たぶん、戦後、物がなくて「なんとかしなくては」みたいなところから、「頑張れば豊かになっていく」みたいなところでずっと伸びてきたんでしょうけど、ずっとはいかないですよね。絶対どっかで終わりが来るんで、そういう意味では昭和と明らかに平成ってカルチャーが違うっていうか。僕は必要以上に欲しがらない時代で、どちらかというとガツガツしてない大人の時代って感じなんですよね。

金子

そうすると元号はどうなりますか?

安田

元号はもうちょっと引っ張ってもいいですかね(笑)

栃尾

あはは(笑)

金子

ああそうですか。もうちょっと引っ張りましょう、じゃあ。

安田

まだ考えてないっていうのもあるんですけど(笑)

金子

(笑)

栃尾

価値観がすごく変わってるっていうのは感じますね。平らになるというよりは、物がいっぱい欲しかった時代から、物がいらなくなるみたいな感じはしますね。

安田

そうそう、そんな感じですよね。うちの両親とかもそうですけど、その世代の人ってとにかく物捨てないんで、いっぱいいらないもんあるんですよ、家ん中。

栃尾

そうですよね。

安田

どっか旅行に行ったら熊で彫ったようなやつとかね、あんなようなやつを買って帰るんで、いっぱいあるんですけども、ほとんどいらないもんなんですよね。で、いまはもう、いつ頃からですかね、この10年ぐらいじゃないですかね、必要以上に物あってもしょうがないんじゃないの?みたいなので。

栃尾

簡単に買えるようになってからですかねえ、Amazonとかで。

安田

手に入るようになったっていうのも、はい、ありますし、たくさん持ってることが、それだけで、家にいっぱい物があることがうれしかった時代っていうのがもう終わっちゃって、必要なもんだけがあるっていうのが快適で、余計なものがあるのが、かえってすごい不愉快っていうか、そういうふうになってる気がしますけどね。

栃尾

「物をたくさん持ってるほうが逆に不自由だ」っていうふうに言ってる人がいて、たとえば「スーツケース1個が理想だ」みたいなことを言ってる人いますけど、どこにでも行けるし、何もいらないし、みたいな。まあ、自由度はすごいですよね。

安田

そういう人生がいいですねえ、僕も。

金子

なんか、こんまりさんの片付けの動画が流行ってたりするし。

栃尾

流行ってるもんね。

安田

いま、シェアしたりとか、いらなくなったらお金もうけのためじゃなくて、「もっと欲しい人がいるんだったらどうぞ」みたいな感じで安く譲っちゃったりとかっていうのがだんだん根付いてるじゃないですか。

栃尾

はいはい。

金子

うん。

安田

逆に必要なときに必要な物だけ使って、あとは他の人にあげちゃうなり、譲るなり、それで十分生きていける感じですよね。

栃尾

うんうん。

安田

僕、すごい感じるのは、むかし20代後半とか30代のサラリーマンって結構ギトギトしてて、でぶっちょな人とか多かったんですよ。ジムなんかみんな行かないし。

栃尾

あ~、たしかに。

金子

へぇ~。

安田

何て言うんですかね、「それが大人」みたいな感じで。

栃尾

飽食がステータスみたいな?

安田

ええ、そうそうそう。たくさん食べるみたいな。

金子

あ、そうなんだ。へぇ~。

安田

みんな、だから大盛りで食べてたし。

栃尾

へぇ~。

金子

へぇ~。

安田

でも、最近みんな太んないし、必要以上に食べないじゃないですか。あれも同じだと思うんですよね。

栃尾

へぇ~、たしかに。

安田

みんな、だから、高いもん着てるわけじゃないけどおしゃれだし、必要以上に食べないし、欲しがらないし。だから、「もう一度昭和に」とか言ってんのはホント当時のおじいちゃんだけで、ぜんぜんいまがいいんじゃないかっていう気がして。私は、ですから、「平たく成る」のあとは「さらに平たく行く」っていうことで「平行」とか。

栃尾

「平」もう1回使うんですか?(笑)

安田

「平平」とか(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

栃尾

でも、「安い」っていうふうにこの方おっしゃってますけど、それ結構いいなと思って。いま、おしゃれな服も結構安くなってたりとか、あと、お金の価値も変わってるじゃないですか。物に価値がなくなってっていうか、ブランド物なんかいらなくなって、ってことはお金もいらないよね、みたいになっていて。だから結構「安いっていいな」って思いましたけどね。

安田

じゃあ「平安」ですか、もう1回。

栃尾

聞いたことありますね、平安(笑)

金子

漢字はあれですよね、二度と……

栃尾

同じの使わないって聞いたことある。

金子

そうですね。

安田

あ、そうなんですか。

金子

そうなんですよね。

栃尾

え、じゃあ、「安」も使われないってことですか?

金子

じゃないっすか。どうなんだろう。

安田

「安」は元号になってるんですかね。

栃尾

どうなの??元号ではないのか。

金子

平安?

安田

元号ではないですよね、平安時代っていうのは。

栃尾

でも、結構「安心」っていうのも割と最近のテーマだなみたいに思ってて。

金子

安心?

栃尾

そうそう。割と人と人とのつながりが、たとえば地域コミュニティに力を入れてる人が多かったりとか、あと、NPO活動を若者もしたくなるみたいな、「普通のイケイケの会社よりはNPOで活動したい」みたいな、「人々に安心を与えたい」みたいな人も多いなっていう気もしますね。

金子

すごいよくわかる。

安田

なるほど。

栃尾

わかる?

金子

わかるわかる。

安田

じゃあ、まあ、「安」は入れていただきますかね。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

誰が決めるんでしたっけ、これって。誰か偉い人が考えるんですよね、原案。

栃尾

そうですよね、偉い人が。

安田

でも、誰が考えたかは絶対言わないんですよね。

栃尾

あ、そうなんですね。

安田

はい。言っちゃいけないって。

栃尾

恨まれちゃうから?

安田

いや、誰かの影響力っていうか、そういうもんが入っちゃいけないんじゃないんですかね。

栃尾

たしかに。なるほどね。

安田

でも、なんか、やっぱり昭和は右肩上がりって感じなんで、平成で平たくなって、なんかちょっと、こう……

金子

ポコってなる感じですか?

安田

なんか、上とか下とか、伸びるとか伸びないとかっていうのを超越した。

金子

あ~、宇宙っぽい。

栃尾

広がるとか?豊かとか?

安田

いやぁ、豊かとかいうのをもっと超越した。

栃尾

なんでしょう、宇宙みたいな?(笑)

安田

コスモみたいな(笑)

金子

コスモ?

栃尾

聖闘士星矢(笑)

安田

そのぐらいいっちゃってもいいんじゃないかなっていう。

栃尾

そうですね。なんか「時空を超える」みたいな(笑)

安田

そうですねえ。あ、「時空」いいですね。「空」とか入れればいいですね。

栃尾

あ、いいかもですね。

安田

やすぞらとかどうですかね。

栃尾

(笑)

金子

え??

安田

「安空(やすぞら)」。

金子

やすぞら??

栃尾

読み方がね「あん」も「やすい」も読めますけど。

安田

でも、「空(くう)」とか、いい感じしますね。

栃尾

たしかに。「空」ね、いろんな意味がありますからね。

安田

そうですよね。

金子

なんか、もっと、あれっすね、ロマンチックな漢字を使ってほしいもんですね。

安田

「心」とかですか?

金子

「心」もいいですねえ。

栃尾

でも、「空」ってロマンチック。

金子

「空」もいいですけどね。なんか、いままでの4つを見てても、そんなときめかないですからね、この漢字。

安田

なんか、キラキラネームっぽいのがいいのかもしれませんね。

金子

なんかね、キラキラネーム。

栃尾

そう?(笑)

金子

ふふふ(笑)

栃尾

これ、決めなきゃいけないんですか?(笑)

安田

いや、べつに決めなくてもいいんじゃないですかね。じゃあ、おまとめしますか。

栃尾

まとめ?(笑)じゃあ、「平たくなる」とか、「伸びる」とか、「広がる」とかじゃなくて、もっと時空を超えるような、超越するような元号がいいですね、ってことで。

安田

そうですね。国家の枠を越えるような。

栃尾

たしかに。いいですね。

安田

カタカナかヘブライ語ぐらいで。

栃尾

そういうこと?(笑)

金子

書けない(笑)

安田

象形文字とかでもいいかもしれないですね。

栃尾

なるほどね。

金子

それはいいですね。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年3月27日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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