人間交換日記 20通目「頭の中のおしゃべりを司っているモノ」大野

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


20通目/大野からの返信
「頭の中のおしゃべりを司っているモノ」

こんな逸話があります。世界有数の投資家、ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツが
初めて会った時、ゲイツ氏の父シニアが二人に「人生で成功するのに一番大切な1単語は?」と尋ねると偶然にも二人は同じ単語を選んだそうです。
それは何か?それは『Focus』です。そうだとすると、では、どこにFocusするか?Focusそれ自体を創り出ししているコントロールレバーは何でしょうか?
それは、問いです。
例えば「何で私っていつもダメなんだろう?」とか「何でうちの会社ってこんななんだろう?」という問いを持っていると、Focusはどうなるでしょう?つまり、まず、第一のステップは問いを変える事です。

前回19通目/安田「ぜひ教えてください」

大野さんへ

自分をパワフルなペテンにかける。次回その手法を教えていただけるとのことで楽しみです。ちなみに私も若い頃はペテン師でした。いやペテンにかけてるつもりはなかったんですけど「俺の未来は明るい。間違いない」と自分にも周りにも断言していました。それが若さというものなのでしょう。今はそういうものがなくなって「歳をとったなあ」という哀愁があります。でも地に足がついて、若い頃とは違う種類の自信を持っていることも確かです。どちらが好きかといえば今の自分の方が好きです。でもそれは言い訳なのかもしれません。だからもし、若い頃のあの「根拠のない自信」をもう一度感じられるのなら、ぜひとも体験してみたいです。

ー安田佳生より

 

前々回18通目/大野「どうせ自分で自分をペテンにかけているのだからパワフルにすればいい。」

安田さんへ

苦しいからこそ、そこに秘沈している真理と僕は本気で向き合い続けたい。そして僕の考えでは、どうせ自分で自分をペテンにかけているのだからパワフルにすればいい。必殺技ではありませんが、大野の独断と偏見によるアプローチは幾つかあります。ちなみに、どんなジャンルのどんなコーチなのかに拠るのでしょうが、どうやれば打てるようになるのか?を直接的に扱うのがコーチとは限りません。例えばUSCのゴルフチームを、クラブを持たないコーチ、スイングさえ教えないコーチが全米1位にしたというような事例は枚挙に暇が無い。次のご返事の際に、自信をコンディショニングする為の誰もができる基本的な手法をご紹介したいとは思います。

ー大野より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
http://ichibantaisetsunakoto.com/
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

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