「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。
37通目/安田からの返信
「おお!そうでしたか」
文字オーバー1回でしたか。先入観とは恐ろしいものですね。一般化、歪曲、削除。なるほど面白い視点です。ただ「現実の起こし方によって、現実が異なる」ここがよく分かりません。現実とは起こるものではなく起こすもの。つまり未来は自分の意思でつくり変えることが出来るということですよね。まさに私が聞きたいのはそこです。つくり変えることが出来る未来とつくり変えることが出来ない未来。そのふたつがあることは事実です(朝起きたら別人になってるとか無理ですもんね)。まずここが正しいのかどうか。そして正しいのだとしたらその境目はどこにあるのか。あるいはその境目を動かすことは可能なのか。ここが知りたいのです。
前回36通目/大野「目の前の現実を違った眼で観られる」
安田さんはそっちに行くんだろうなって思っていました。
僕が伝えたいのは、それぞれの現実の起こし方によって現実が異なる。罰則やインセンティブが機能するいう観点ではない。現実の起こし方。ここにストレッチがかかるだけで、結構目の前の現実を違った眼で観られる。揺らぎというか、例えを極端にすれば真理が浮き彫りになりやすいから。
このように、そんな事は一言も言っていないにもかかわらず、僕たち人間は、一般化、歪曲、削除、という大きく3つのバイアスを持っていて、現実を起こしています。
ごめんなさい!毎回文字数は必ず確認しております。ワードの文字カウントが言うには、300文字以内ですけど、設定が違うのかしら?もし今度超えていたらアップする前に教えて下さい。認識としては、オーバーしたのは意図的に行なった1回なので。
ー大野より
前々回35通目/安田「パワハラもいいところ」
またややこしい話になりましたね。現実の起こし方の違い?それって言い方を変えてるだけじゃないですか。つまり「やると決めたのならやれ」ってことでしょ。「もし撃ち殺されるとしても、あなたは営業目標を達成できなのか?」これってパワハラもいいところですよ。「100万円払ったらやるのか?」これはインセンティブとしてよくある話。ただしあまり効果が出なくなっているやり方。結局人ってやりたいことはやるし、やりたくないことはそんなに頑張れない。無理に頑張ったらどこかがおかしくなる。ってことじゃないでしょうか。ところで最近300文字をオーバーしています。300文字以内で書くという現実をぜひ実現してください。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
●火曜日
安田佳生(やすだ よしお)
1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto. com
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/