「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。
65通目/安田からの返信
「もし私からビームが出てるなら」
ありがとうございます。私は謙遜しない主義なので「魅力的だ」と言われれば「そうなんだ」と喜んでしまいます。その源にあるもの?考えたこともないですが、せっかくだから考えてみます。もし私から魅力ビームなるものが出ているとしたら考えられる根拠はひとつです。自分で言うのもなんですが私はけっこう素直なのです。優等生という意味ではなくフィルターが人よりも少ないのです。だからどんな(突拍子もない)話でもまず受け入れます。その後自分なりに吟味してどう扱うかを判断します。アウトプットに関しては意識的にやっています。私は物心ついた頃から二重人格なので、できるだけ素の自分をさらけ出すように心がけています。
前回64通目/大野「昨日今日で創られない何か!」
なるほど。素晴らしいですね。ぶちゃけ、いち安田さんファンの立場から言わせて頂くと、ワイキューブの安田さんだろうと、現在の安田さんだろうと、その安田さんが放つ魅力ビームは何ら変わりません。それってなんなんですかね?その源にあるものをもし言語化できると、人間の持つ可能性により肉薄できるかもななんて感じています。
例えば、椅子とその人、ポジションとその人、業績とその人…それらはその人そのものではない。変なたとえですが、キャベツが健康に良いからと、今日一日、キャベツを30個食べたところで、健康なカラダは手に入らない。ここに微差が大差をもたらす本質があるなぁと。昨日今日で創られない何か!
ー大野より
前々回63通目/安田「自分がハッピーになるための問い」
ワイキューブの社長だった頃と今とでは、考え方や価値観がかなり変わりました。いちばんの違いは「やりたい事」を最優先するようになったことでしょうか。ワイキューブ時代は責任感の時代だったと思います。社長としての立場上やらなくてはならないことをやる。そんな感じでした。今は自分がやりたい事をやってます。いくら稼ぐか決めて、どのくらい休むか決めて、何をやりたいのかを考える。そういう意味では自分への問いが変わりました。「何をやるべきか」から「何をやりたいか」へ。私は何がやりたんだろう。どのくらい稼ぎたいんだろう。どういう状態になったらハッピーなんだろう。まさに自分がハッピーになるための質問ですね。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
●火曜日
安田佳生(やすだ よしお)
1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto. com
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/