人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第97回 人生を変える出会いを引き寄せる「波長」の整え方

最近、藤原さんのメルマガに感銘を受けることが多いんです。どんどん内容が深くなっていってますよね。

笑。先日も「出会いが成立する条件」を書かれていましたよね。「双方向の波長が共鳴している状態が出会いを生む」という。これ、共鳴するから互いに近づくという意味でもありますが、近くにいる人の中から「気づく」ということでもあると思うんです。

ええ、まさに。実は私、安田さんがワイキューブを経営されていた全盛期に、セミナーに参加したことがあるんです。まだ有名になる前の前澤さんも登壇されていて。

そうかもしれません。例えば「〇〇さんを紹介してください」と頼まれて紹介しても、結局は名刺交換だけで終わってしまうケースが非常に多いじゃないですか。異業種交流会のような場で関係が深まることもほぼないですし。

ふーむ。そう考えると、「出会い」ってそもそも何なんでしょうね。人生を大きく変えるものであることは間違いないと思うんです。むしろ人との出会いによってしか人生は変わらないんじゃないかとさえ感じますし。

ああ、確かに。最近会っていなかった古い友人と、街中でばったり再会することもありますもんね。あれ、いつも不思議だったんです。だって何万人もが行き交う街の中で知り合いに会うなんて、確率で言ったらものすごく低いわけじゃないですか。しかもお互いが相手を発見し、認識しなくてはならない。

ありがとうざいます。実際すべての人が固有の波長を出していると思うんです。そしてその波長が共鳴し合うことで引き合ったり、「近くにいるぞ」という信号をキャッチしたりする。そういうことをリアルに感じるようになってきまして。

そうですね。例えば意味なく威張っている人がいたら、当然周りは離れていきますよね。出会える確率を上げるためには、人間を磨き、整えることが重要なんです。いつもイライラしたり、他人のせいにばかりしていると、波長が乱れて出会うべき人と出会えなくなってしまう。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















