中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.9
学歴なんて、何の役にも立たない世界。
“中卒社長”のクボサトシです。
『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
今週も、先週の続きから。
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毎日怒鳴られても、脚立を投げつけられても(笑)、がんばって働き続けた15歳の私。
先週もお伝えしたように、がんばれた一番の理由は、塗装の仕事がおもしろかったからです。無理やりやらされる学校の授業と違い、それは「自分の意志」でやっていることだと思えたのです。
そしてもう一つの理由。それは、本当に学歴が関係ない社会だったからです。
この仕事を始める前、「塗装職人の世界では、学歴なんて役に立たない」と社長は言いました。
実際、私の働いていた塗装会社には、高卒の先輩がほとんどでした。中には私と同じ、中卒の人も。中卒高卒の人たちが、立派な職人として働いている世界なのです。
逆に言えば、仮に超有名大学を出ていようが、ここでは何の自慢にもなりません。塗装のことをどれだけ知っているか、どれだけ高い技術を持っているか、が全てなのです。
「そんなこと言っても、学歴によって給与が違ったりするんでしょ」
と思われたかもしれません。ですが、答えはノーです。私のいた塗装会社では、中卒だろうが高卒だろうが、あるいは大卒だろうが、能力が同じなら給与も同じでした。だからこそ、学のないことを恥ずかしいと思うこともなく、技術や知識の向上に真摯に向き合えたのだと思います。
ちなみに、当時15歳の私の初任給はいくらくらいだったと思いますか?
正確には覚えていませんが、20万円は軽く超えていました。中学を卒業したばかりの、しかも何の学もない私が、1ヶ月で20数万円を稼いだのです。
さて、ここで学ナシ経営のススメ。
「学歴が通用しない世界もある」
もしいまあなたが、勉強さえできれば人生全てうまくいくと思っているなら、それは大きな間違いです。それが通用しない世界、テストの点が何の役にも立たない世界は、現実に存在しています。むしろ、勉強ができるだけでチヤホヤされることの方が珍しいくらいです。学歴が万能だと思っていると、意外なところで足をすくわれるかもしれません。
ということで、また来週。