「予祝(よしゅく)をやってみませんか」というご依頼【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第491回「予祝(よしゅく)をやってみませんか」というご依頼。
天邪鬼な安田は「こうやったら上手くいく」というやり方が嫌いなのです。

栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

花粉症、大丈夫ですかあ?スギアレルギーの私はそろそろピークです。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。私も花粉症です。

金子

おっ。

栃尾

あ、そうなんだ。えっ、ってことは、私は、今年来てないってことは、今年もクリアってことですかね。花粉症になってないってことは。

安田

そうですよ。すばらしい。

金子

クリアじゃないですか。

栃尾

やった!やった!

金子

年始から飛び始めて、3月ピークなんで。

栃尾

まじで?

金子

そうです。

栃尾

すごいなあ。よかった。今年も花粉症なしでいきたいと思います。

金子

ああよかった(笑)

栃尾

(笑)はい、えーと、お便りいただいております。30代・確定申告を毎年行う会社員の方からです。江美さん、亜佑美さん、佳生さん、こんにちは。

安田

こんにちは。

栃尾

そして、あけましておめでとうございます。

安田

おめでとうございます。

栃尾

おめでとうございます。

金子

お願いしまーす。

栃尾

えっ、なんでいま頃このあいさつをしてるかですって?それは旧暦の正月、2022年だと2月1日こそが区切りとしてのスタートだからであり、月の満ち欠け、サイクルで人間は生活してきたと考えるほうが自然だからです。そしてみなさん、「あけましておめでとう」に隠されている意味をご存じですか?どういうことかといいますと、この言葉は1年先の未来視点から祝っている言葉、つまり、「2022年も無事に終えることができ、こうして2023年を迎えられました。ああ、めでたいめでたい」という、すでに叶っていた「おまじない」の意味が込められているのです。日本ではこれを「予祝」といい、お花見、盆踊りでは、秋の豊作の予行演習として祝っていたとのこと。いやあ、昔の人ってすごいですよね。ということで、それにあやかって、僕もこのポッドキャストで「予祝」したいと思います。借金を完済して貯金ができました。ありがとうございます。会社ごっこがしたくて、商品がないのに会社をつくっちゃいました。ありがとうございます。子どもができたので、電撃入籍しちゃいました。ありがとうございます。お三方も軽い感じでいいので、やってみてはいかがでしょうか?ではでは。ということでーす。

安田

はーい。質問というよりは、これは予祝、つまり、お祝いを、何か起こる前に、先にやっちゃえってことですね。そうすると、それが現実化すると。

栃尾

うーん、面白いですね。

安田

つまり、この方は借金を返し、会社をつくり、結婚したいという願望があるわけですね。

栃尾

そうなんでしょうね。

金子

なるほど。

安田

つまり借金があって、まだ会社はつくってなくて、結婚できてないっていう、そういうことですね。

栃尾

そうですね(笑)

安田

なるほど。

栃尾

なるほどー。

金子

お……。

安田

……。

栃尾

……。

安田

…どうなんですか。

金子

(笑)

安田

予祝、お二人、よかったらどうぞ。はい。

栃尾

どうしよう(笑)もう、何かが起こった体で言うわけですよね、過去形みたいな感じで。

安田

あのー、よくあるじゃないですか、「『こうなりたい』っていう願望じゃなく、鏡に向かって『私はこうなる』とか、『すでにこうなった』みたいな自己暗示が大事」みたいな。

栃尾

うんうん。はいはい。

安田

まあ、あれと一緒ですよね。

栃尾

そうですよね。「『こうなりたい!』って思ってると、なりたい自分が当たり前になっちゃうから、なれない」みたいなことを聞いたことあります。

安田

ああ、なるほど。

栃尾

「『なりたい』と思ってる時点で『なってないっていうことである』っていうふうに自分にすり込まされてるから、あんまりよくない」っていうのをすごく昔に読んだことありますね。

安田

へぇ~。

金子

逆に?

栃尾

そうそう。

金子

ふーん。

安田

まあ、読んだことあるんですよね、僕も。

栃尾

はいはい。

金子

ああ、そうなんですね。

安田

「こうなるぞ」とか、あのー……なんだったかなあ、「すでに君はできている」みたいな、それを自分に向かって何回か言うみたいな。でも、実際にやったことはないんですけれど、ありますか?やったこと。

栃尾

あるかもしれないです。ダイエットのときとか、「もう私はやせている」みたいなイメージ。

安田

へぇ~。

栃尾

「やせてて、好きな服が着れて、うれしいわ」みたいなことをブツブツ言ってた気がしますけど(笑)

安田

なるほどー。

金子

ああ、でも、そういう意味では、鏡見たとき「すげーブスだな」って思ったときには、「いや、かわいいかわいい!」って言ってる気はします。

栃尾

ふーん。

安田

ああ、すばらしいですね。

金子

(笑)

安田

女性に関していうと、あれですよね、かわいいかどうかっていうことよりも、「自分がかわいいと思ってる女性かどうか」っていうのが結構大事な気がして。

栃尾

えーっ、幸せ度ってことですか?

金子

魅力的な?

安田

なんか、そういう人のほうが結果的に魅力的で、モテていかれるような気がしますね。

栃尾

へぇ~。

金子

わかる、わかる気がします。

安田

は。

栃尾

へぇ~。

安田

だから、やっぱ、「かわいい」とか言われて育った人は、そうなるのかなっていう。

栃尾

ああ、たしかに。そういうのはありますね。

安田

ちなみに、予祝というか自己暗示みたいな、僕も1回だけやろうかなと思ったんですけどね、やめちゃったことがあって。

金子

お、それは?

安田

なんでかっていうとですね、僕も、この手のやつ好きなんですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

つまり、人間っていうのは頭いいとか悪いってあんま関係なく、自分の頭のなかにある思い込みで、すべて現実化すると思っててですね、自分が経営者かどうかは関係なく、「経営者だ」って信じ込めば、経営者としての発想とか考え方とか視点って身につくんで。

栃尾

なるほど。

安田

だから、まったく同じなんですけど。単純に私の場合は、人に言われてやるのが嫌なんですね。

栃尾

なるほど(笑)

金子

大変だ。

安田

「こうやったら人生がうまくいくんじゃないか」っていうパズルを解き明かすのをせっかく自分で楽しんでるのに、「こんなこと教えないでくれ」って。僕、だから……朝ドラとかNHKでやってるじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

見たことあります?朝ドラって。

栃尾

ありますあります。

金子

ないです。

安田

終わった瞬間にね、華丸大吉が出てきて、ドラマの解説をするんですよ。

金子

ふーん。

栃尾

あ~はいはい。

安田

「いや~感動しましたあ」とか、あれが大嫌いで。

栃尾

あ~。

安田

「せっかく人がここから余韻に浸ろうと思ってるのに、勝手なことすんな!」と。

金子

はははは(笑)

安田

だから、僕はあの瞬間にチャンネル変えるんですけど。

金子

はははは(笑)

栃尾

リモコン持ってなきゃいけないっていう?(笑)

安田

ええ。「シリーズが終わってから言うならともかく、1回1回解説すんじゃないよ」という感じなんで。

栃尾

ああ、たしかに。うん。なるほどなるほど。

安田

まあ、ひねくれてるんですけどね。

栃尾

うちの次男も一緒ですよ、でも。

安田

ほおほお。

栃尾

知ってることを、ちょっとでも「こうするとできるよ」とか言われると、「知ってるし!」みたいな。

金子

(笑)

栃尾

言われてやるのが超嫌い、みたいな(笑)

安田

なるほどなるほど。

栃尾

だから、ほんとに知りたいときしか「教えて」って言わないです。

金子

すごいなあ。

栃尾

(笑)

金子

すごい。すばらしい。自立してる。

栃尾

でも、それが本来の姿だなと思います。

安田

だから、クリエイタータイプなんですよ。いろんなタイプがいて、とにかく言われたことを、ちゃんと言われたとおり実行できるっていう人とですね、みなまで言われるとやる気をなくしちゃうタイプと、そもそも、なんか言われるのが嫌っていうね、いろんなタイプがいるんですよ。

栃尾

はいはい。

金子

うん。

安田

だから、ゼロからイチを生み出すのは、人に教わるのが嫌な人が多くて。

金子

へぇ~、そうなんだ。

安田

すごい遠回りをするんですけど、そのかわり、なにかを生み出す可能性があるっていうね。

栃尾

そうでしょうね。すごい、子どもに対して、そういうのをたしかに感じます。

金子

へぇ~。

栃尾

遠回りだなあとは思うけど、なにかの力なんだなって。

安田

だから、よく「こうやったら運がよくなる」とか「こうやったら人生うまくいく」みたいな本、あるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

ああいうのはね、読んだことないんですよ。

栃尾

ふーん。

安田

自分で考えて人に話したりとか、自分は人に言われんの嫌なんだけど、自分は書いちゃうっていう、勝手なやつなんですけど。

栃尾

(笑)

金子

すげー(笑)

安田

そういうタイプですね、僕は。

金子

そうなんだ。

栃尾

なるほど。じゃあ、今日は「予祝なんてするか!」みたいな感じですか?

安田

予祝とか言われた瞬間に「ああ、別の方法考えよう」とかって思っちゃうんですね。

金子

そんな感じがしてましたけど(笑)

栃尾

なるほどなるほど。

安田

お二人はどうなんですか?まあ、でもね、素直なほうがいいですよ、やっぱり。結局、人に教えてもらうっていうことで、ものすごい人生は短縮できますんでね。

栃尾

ま、そうですよね。

安田

うん。そうなんです。

栃尾

うんうん。でも、自分で見つけたほうが、やっぱり、よりうまくいくっていう感じはしますけどね。

安田

勉強のやり方とかも、人に教わるの、すごい嫌いでしたね、僕は。

栃尾

あ~、はいはい。

金子

そうなんだ。

栃尾

勉強のやり方とかも、自分で編み出したほうがいいですよね。

金子

ふーん。

安田

うん。そうなんです。だから、できる教科とできない教科が極端でしたね。編み出せたのはうまくいったけど、編み出せなかったのはぜんぜんだめで。

栃尾

うんうんうんうん。

安田

まあ、でも、人生結構長いんで、要領がいいか悪いか、どっちがうまくいくかって、トータルで見ると微妙だと思いますけどね。

栃尾

そうですよね。

金子

うん。

安田

うん。

栃尾

どっちもいいところもあるし、悪いところもあると思います。

安田

はい。お二人の予祝する時間がなくなってしまいましたけれども。

栃尾

でも、「いい状態である」っていうのを言う、っていうやり方を自分で考えたほうがいいってことですかね、予祝という方法じゃなくて。

金子

まとめに?(笑)

安田

いや、多くの方は予祝でいいんじゃないでしょうか。

栃尾

ははははは(笑)なるほど。

金子

はは(笑)

安田

私は編み出したいですけど。

栃尾

はいはい。

金子

うん。

栃尾

じゃあ、そうしましょう。

安田

はい。ということで、本日は、おまとめにならないで、こんなところで(笑)

金子

(笑)

栃尾

そうですね、はい(笑)

安田

はい。では、ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2022年2月23日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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