私もわかりません！安田佳生です！

女性でも女性の気持ちってわかんないもんなんですか？

男性でも男性の気持ちが、もちろん100パーわかるわけじゃないんですけど、なんていうんですかね、なんか、キレちゃう人とかがいたとしても、まあ、それは「キレやすい人なんだ」で片付くわけですよね。

でも、女性は女性に共通して不思議なキレ方とか。

ええ。不思議な、理解できなさとかがあるような気がするんですけどね。

あるんですかね、やっぱ。女性はそれ、自分で意識してるもんなんですか？

なるほど。

すごいですよねえ。なんか、地球と一体化してるといいますかね、やっぱり母なる大地といいますからね。

女性の気持ちというところで、今日はそれをテーマに、おふたりにいろいろ聞いてみたいんですが。

最近、僕のまわりではね、おふたりも離婚されて、栃尾さんはもう第3周目ぐらいですか、入られてますけどね。

じんせ……いやいや。別れて、また出会って……っていうことが、くり返しではあるんですが、離婚する女性が日本では増えてると思うんですけどね。

まあ、もちろん女性が離婚するってことは、男性も離婚してるんですけど。

お互いの気持ちがあるんでしょうけど、やっぱり女性が離婚したいっていう気持ちのほうが強い人が多いというかですね。

イメージがあるし、女性が離婚しない理由として、いままでは経済的なものが大きな理由になってたんじゃないのかなって思うんですね。

つまり、お金さえあれば、経済的な確信、自分はぜんぜん食うに困らないっていう、たとえば財産があるとか、すごい仕事できるとかだったらば、まあ、子どもが欲しいとは思うんでしょうけど、ダンナはもしかしていらないんじゃないのかなっていうのがありまして。これはですね、テレビの動物番組を見てて思ったんですね。

はい。ライオンとか象とか、結構、動物のなかでも強いやつがいますよね。

ライオンってメスでもめちゃくちゃ強いわけですよ。

つまり、メスがほとんどエサとってくるんですけど、オスは狩りなんてほとんどしないわけなんですね。

で、象も、オスもメスも同じぐらい体がでかくて強いわけなんですが、共通してるのは、子どもを産むまでは群れにオスがいるんですけど、子どもができたらメスと子どもだけの集団になるんですね。

つまり、オスを追い出しちゃうんですよ。

つまり、自分で食糧を確保できるんだったらば、子どもがいればオスいらんと。

ややこしいと。

つまり、たとえばライオンとか象だったら、敵に襲われたりしたらオスが守ってくれる、みたいなイメージあるじゃないですか。

でも彼らは強いんで、自分で守れちゃうわけですね。

人間でいうところの「経済力」みたいなもんですよ。

そうなったらライオン・象も、オスは子どもつくるときはいるけど、それ以外のときはいらないよと。同じように、人間みたいな組織的生き方してる、ハチとかアリとかもそうなんですよね。オスが出てくるのって一瞬、子ども増やすときだけで、あとはぜーんぶメスなんですよ。

働きバチはオスなイメージがありますけど、あれ、ぜんぶメスなんですね。

針で刺す針は、卵管が変化してできたもんですからね。

つまりですね、私が言いたいのは……

子どもをつくる以外の、あるいは金稼いでくるとかいうこと以外に、男はもしかしたらいらないんじゃないのかなあと。

ええ。

どうなんですか。これ、正直なところ、女性どうしで集まったときに、「いらねーよな」って話、実はしてんじゃないのかって。

ええ。

だけど栃尾さんは、お子さんいらっしゃるのに再婚したってことは、やっぱそんなこともないのかなあっていう一縷の望みをもって、おふたりの意見を聞きたかったわけです。

どうなんですか？

それは子どもがいて？

僕もシングルマザーさん何人か取材したことがあるんですけどね。

やっぱ、お金に余裕があって別れるっていう人はイメージつくんですけど、別れたあとのイメージがないにも関わらず、「もう限界だ。たしかにお金なくて大変だけど、一緒にいるほうが大変だ。自分ががんばったほうがまだいい」みたいな感じで別れて、「もう再婚しないんですか？」って聞いたら、「せっかくこんなにせいせいする状態になったのに、もういらない」と。

っていう方が何人もいて。だから、われわれは、あのー、まあ、「繁殖」および「給料配達」以外の役割をもっていないんじゃないのかと。

それならそうって言ってくれたほうが、われわれ男子に隠れて、裏でそういう陰謀みたいなことはやめてほしい。

はめるなと。所詮……ね、思ってんだろうと（笑）

ほお。

なるほど。それは結婚して、いてほしいってことですか？

（笑）

たとえば、じゃあですね、まあ、女性として見てほしいのに、自分じゃなく、自分以外の女ばっかりを女性として見たりとか、あるいは、いざというときに、ほんとに頼りになってほしいわけじゃないですか。

やっぱり男としての強さで守ってほしいけど、「だめじゃんコイツ」みたいな、「私のほうがつえーじゃん、なんだったら」みたいなふうになっちゃうと、そこは存在意義なしってことで。

まあ、でも、そういう男がほとんどだと思うんですね。奥さんがいても、奥さんを女として見るかどうかはともかくとして、やっぱり、いろんな若い女子に目が行くのが男という愚かな生き物でしてね。

そして、女性が思ってるほど男っていうのは、たしかに力は、筋肉の量は多いけど、早く死んじゃうし、決してタフなわけでもないし、頼りになるわけでもないし、一部の強く・優しく愛し続ける男性はいそうだとは思うんですが、ほとんどの男は「用なし」かなあと。

……やっぱりそうですよね。はい。

ということで、あのー、おまとめを。

はい。

（笑）ということで、本日は以上です。ありがとうございました。