最近、電池がどうにもへばってきたのでスマホを変更しました。
個人的には、一般に行なわれているらしい
「電池が弱くなってきたら機体も替えどき」という傾向に対しては、
そんなこといってニュースマホ欲しいだけとちゃうん……?
などと斜に構えておりました。
ただし、わたくしはえらい古い世代の機種を使っていたために
早晩OSのアップデートに置いて行かれそうで、
もうこれでやっていくのも限界なのかと
あきらめの気持ちで機種変更におよんだのでございます。
具体的にはiphone6SをiphoneSE3というのにしました。
届いたスマホに古いスマホのケースをあてがってみたところ、
あっさりすっぽりはまりました。
あまり考えたことがなかったのですが、確認すると
このサイズのケースは6も7も8もSEもだいたい使いまわせるようでした。
素人の戯言でございますが、
これ以上大きいものは大きいニーズに合わせた機種に任せ、
ここが小型サイズの漸近線とでもいう意味で
それ以上小さくすることもなく、
最小サイズのスマホはこの寸法でやっていくんやでというのが
アポーの結論なのでしょう。
あんまり身近なものではありませんが、
1933年に完成した大型の機関銃のある機種は
マイナーアップデートは施されつつ、
なんと現在もそのジャンルでは世界中で圧倒的な採用シェアを誇っているそうです。
火薬のつまった小箱の先っちょに金属をつけ、
それを頑丈な筒の中で爆発させて先っちょ金属をぶっとばし
敵をやっつけたいというお題において、
コストやら使用シチュエーションやら開発するまでのあれやこれやを踏まえると
それ以上のものを求めて新しく作り出す必要がない、
というのが結論のようなのです。
つまりそれは、
世の中には完成されたものがある、ということです。
おそらくは工業製品のみならず、
いろんな分野で完成の漸近線のようなものは存在し、
そこでは熟成という名の縮小する成長しか
変化の余地は残されていないのかもしれません。
たとえば、わたくしたちの生活のようなものも。