② Communities Embrace Live Interactions Over Social Media
→コニュニティや社会はSocial Media(ソーシャルメディア)を通じて、Live Interactions(リアルタイムでの接点)を取り入れるようになる
ちょっと文章が曖昧で分かりにくいので、原文を先に見ます。
—原文
Your smartphone might make you think that people prefer social media vs. in-person interactions. However, top companies realize that building great communities engenders long-term brand loyalty. Nothing drives strong communities better than in-person and live interactions.→スマホの登場で、social media(ソーシャルメディア)上のやり取りのほうが、in-person(対面のやりとり)よりも好まれるようになったと思われがちです。
が、しかし、一流企業は、素晴らしい顧客コミュニティを作ることが長期的なbrand loyalty(ブランドロイヤルティ)に繋がることを分かっている。in-person(対面のやりとり)とLive Interactions(リアルタイムでの接点)に勝るコミュニティ形成ツールは無いのです。
要するに、スマホが普及して各社がsocial media(ソーシャルメディア)上で、容易に顧客コミュニティ形成をしているけども、より強く長期に渡るbrand loyalty(ブランドロイヤルティ)は、in-person(対面のやりとり)とLive Interactions(リアルタイムでの接点)によってもたらされるわけだから、安易なsocial media(ソーシャルメディア)依存は危険、というフェイズに入ってきた2018年、ということですね。
オンライン・オフライン問わず「直接・ライブで顧客と接する」ことが重要だ、と。
重要な論点なので、さらに原文読み込みます。
—原文
Smart companies realize social media and technology do not replace the need for in-person interactions, social media can actually make in-person interactions more valuable. Since consumers are already connected in the virtual world, in-person relationships can be built at a rapid pace because you already feel as though you “know” the other person.→ social media(ソーシャルメディア)とtechnology(テクノロジー)は、in-person interactions(対面のやりとり・接点)にreplace(取って代わる)するものではない。賢い企業は皆それをわかっている。social media(ソーシャルメディア)は、in-person interactions(対面のやりとり・接点)の価値を「より高める」という役割を担うものである。ソーシャルメディアによって、前もってヴァーチャルに繋がっているので、あたかもその人(モノ)を「よく知っている」かのように感じるわけだから、実際のin-person relationships(対面での関係性)がより円滑にスピーディーになるわけです。
つまり、2018のビジネストレンドとしては
1.ソーシャルメディアだけに頼るブランド形成・ビジネス構築は古いモデルとなる
2.ソーシャルメディアは、対面・直接コミュニケーションを支える前段階ツールとしての位置づけに移行する
3.ソーシャルメディアによって、対面コミュニケーションを「事前に擬似的に」体現させて、実際には直接顧客と対面でやり取りできる企業・ブランドが勝ち残る
ということでしょうかね。
この記事、ちゃんと読んでみると、意外と奥深い内容で少し難しいと思いますが、とても良い記事だと思いますので、次週もお付き合いください(笑)
次週は、③④(もしくは⑤)あたりを取り上げようと思います。
※私の会社のHPでも、このGlobalPicksと連動したコラムをやってます。
ちゃんとやり始めました(笑)
http://citation-sp.daa.jp
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)