GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
先週から、effective business ideasという「
今回の記事はこれ
↓
https://www.
財務業界で効果的な19のビジネスアイデア
後ろに($○○)とついているのは「
2.Develop and Sell Accounting and Banking Software($52k~$175k)
3.Retail Finance Related Books/E-books(varies)
4.Blog About Finance($19k~$79k)
5.Start Publishing a Finance Magazine(varies)
6.Online Finance Coaching($30k~$122k)
7.Start a Mortgage/Debt-Reduction Service($30k~$53k)
8.Finance Consulting Firm($24k~$175k)
9.Tax Consultant($39k~$79k)
10.Manage Investment Portfolios($52k~$188k)
11.Build Investment Tools(varies)
12.Budget Consultant($41k~$82k)
13.Risk Management Consultant($74k)
14.Credit Repair Business($33k~$70k)
15.Financial Planner($43k~$138k)
16.Credit and Thrift Business(varies)
17.Host Finance Talk Shows($24k~$193k)
18.Forex Trading($48k~$157k)
19.Finance Journalism($20k~$75k)
この中から、多少なりとも日本でsmall businessとしてworkしそうなものを3,4個取り上げてみたいと思います。
17.Host Finance Talk Shows($24k~$193k)
ファイナンスのトーク番組をやる(240〜1,930万円)
—原文
Through the medium, educate individuals and organizations on finance-related issues. If your knowledge in the file can continuously add value to your audience, this will definitely become a great means of revenue generation for you.→
メディアを通じて、ファイナンスに関して「個人」と「組織」 を教育しましょう。もし、 オーディエンスに向けてあなたの知識で「継続的な価値」 を提供できるなら、 そこから利益をあげられるようになるでしょう。
ファイナンスに特化したpodcastとかyou tubeとかをやりましょう、ということなんでしょうけど、 それじゃ「あんまり」なアイデアですね、、、。
ちょっと調べてみましたが、 投資系の個人メディアってなかなかのレッドオーシャンっぽいです ね。そして全然儲からなそうですw
「老後2,000万円足りない問題」に端を発して、 国民的な「資産運用始めないとやばい」運動が活発です。だから、 資産運用を筆頭にファイナンス系の「番組」 ニーズは高くなってきていると思うのですが、そうした「 にわかファイナンス勉強したがりセグメント」は、 やはりマスメディアのワイドショー的な「みなさん! 老後資金をどうするのか?系」番組に流れていくのが世の常です。
ですから、この「老後2,000万円足りない問題」 をビジネスチャンスと捉えて、特に有名ではない「個人」や「 企業」がpodcastとかyou tubeとかで投資に関するトーク番組を作っても、 ほぼ誰も見てくれない・聴いてくれない、という罠にハマります。
実際に、 ファイナンス系のyoutubeいくつか探してみましたけど、 M&Aの専門家とか、 中小経営者の財務課題に特化した税理士とか、 株で儲かってしまった投資芸人とか、そういう「スペシャルな人」 でない限り、なかなかコンテンツ提供するのは難しいでしょう。
あ、いや、コンテンツ提供は簡単でしょうけど、 マネタイズできないでしょう。
というわけで、この「17.Host Finance Talk Shows」というアイデアは「罠案件」だと思います(笑)
$193kという最高値が付いていたから、 つい深掘りしようと思って、書き始めてみたものの、 やっぱりこれは「罠」です、、、。
そうなんです、この記事をpick upしてみたものの、
これまで紹介した
12.Budget Consultant($41k~$82k)
13.Risk Management Consultant($74k)
を除くと、もしかしたら「大半が罠」かもしれないということに、 薄々気づいていたことをここで白状しておきます。。。
4.Blog About Finance($19k~$79k) ファイナンスブログを書こう!
5.Start Publishing a Finance Magazine(varies) ファイナンス雑誌を発行しよう!
18.Forex Trading($48k~$157k)FXやろう!
などは特に典型的な「罠案件」ですので、スルーしてください。
なお、「老後2,000万円足りない問題」からの「資産運用始めないとやばい」運動の先にある、「手元資金をいきなりオススメの投資信託にブチ込ませる」 という証券会社のセールスも、もちろん「罠」ですね。
ご承知の通り、世界中で壮絶な「金融緩和&利下げ競争」 が起きていて、まさにリアル「ジェンガなう!」状態ですよね。 株も長くは延命できないでしょうし、 ここのところの債券バブルもそのうち弾けるんじゃないでしょうか 。ジェンガが崩れるまでのカウントダウンは、 早ければ1年以内に「ZERO」かもしれません。。
まとめると「2, 000万足りないから資産運用始めたのに手元資金まで激減してし まう」という罠に注意です。 許されるならジェンガからは早めに降りた方が良いですし、今は「 ジェンガの後半戦」の様相です。「 さあ後半戦で盛り上がってきたので、 あなたもこのジェンガに参加しませんか?」 という証券会社のセールスには絶対に乗ってはいけませんw
彼らへの返答は
「この次のジェンガが始まったら、すぐ教えてくださいね。 すぐ参加しますから」
の一択です。
追伸
ジェンガは英語でJengaと書いて、ジェンガと読みますので、 通じます。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)