GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、全然有名ではないメディアですけど、
今回の記事はこれ
↓
Eleven Startup Trends In 2021
2021年、11のスタートアップトレンド
https://toolowl.com/trending-hot/eleven-startup-trends-in-2021/
11のリストは下記の通りです。
1. BioTech Startups are on the Rise
2. Online Education for the win!
3. Sustainable Financing Hits the Mainstream
4. Untapped Market Identifiers
5. Circumvent the Coding Issue
6. Share the Loot Instead of Losing it All
7. Agility is the Greatest Ability
8. Consumers Want Convenience
9. Address the Large Population
10. Personalization and Customization are the Keys
11. Wealthtech is Also Gaining Fast
早速今週分を見ていきます。
5. Circumvent the Coding Issue
コーディングの問題を回避する
本文に書かれていることの中で1番重要なポイントは
「Low-Code & No-Code 市場が急速に伸びる」という点かな、と思います。
本文で言うと、下記が該当します。
Platforms that allow users to create ‘low code’ or ‘no code’ custom apps and websites are accounting for a swift increase.
ユーザーが’low code(ローコード)’もしくは’no code(ノーコード)’のカスタムアプリやwebサイトを作れるようにしてあげるプラットフォームは急激な成長が見込めます
白状しておくと、僕自身「Low-Code / No-Code」って言われても、これまでの人生で3回くらいしか見聞きしてないし、ほぼナニソレ状態なので、本文読みながら「推測でざっくり理解」していましたが、不安だったのでググりました。
ノーコード、ローコードとは、プログラム開発言語を使ったコーディングを全く、あるいはほとんどすること無くアプリケーションの開発を行うことを指します。特にここ 1年でこのノーコード・ローコードというキーワードが国内でもよく聞かれるようになりました。ミック経済研究所による市場調査レポート*では、ローコード開発市場全体では 2023 年度に 4,560 億円、CAGR(年平均成長率)16.3% という予測がされており、大きな伸びが見込まれています。
ClarisさんのHPから引用
コーディングが必要なかったり、ほぼコーディングせずにアプリやwebを作れるようにするサービスのマーケットが急速に伸びている、ということですね。
B2BでもB2Cでも、この部分を支援するスタートアップに注目ということですね。
No Codeツールであることも知らずに、僕ですらNotionなどのサービスを使っているわけですから、No Codeマーケットは相当裾野の広いマーケットなのでしょう。
これって「誰でも開発者」の世界観だと思うのですが、「誰でもクリエイター」とか「誰でもYou Tuber」とか「誰でもアーティスト」的な世界観の先にあるのは、いつだって
「誰でも成功するわけではなく、結果的にはやっぱり一部の人しか成功しないことが判明してしまう」という不都合な真実です。「誰でも詐欺」といっても過言ではないでしょう。
いやちょっと言い過ぎかもしれません、すみません。
「誰でも金持ち」とか「誰でもFIRE(経済的自立&アーリーリタイア)」とか「誰でも成功者」だったら都合いいのですけどね。。。そうではないところが「誰でも〇〇」の味噌ですね。
「誰でもアベレージ」なら可能性大ですけどね笑
当たり前ですね。はい。
とはいえ、「誰でも○○」レースに参加する人が増えれば増えるほと、レースの記録(結果)自体ははどんどんハイレベルになっていくので、一部の人しか成功しないけど「大衆が享受できるメリット」は結果的に大きくなるので、「公共の利益」の観点から見ると「誰でもHappy」な世界観と言えるでしょう。
ということで、No Codeマーケットが盛り上がっているようです。
締めが雑ですみません…。
全然Happyじゃないですね…。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
著者ページへ