GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、ちょっとブレイクということで、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを紹介しています。
今回の記事はコレ
↓
The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)
前回に引き続き、30個のバズワードから4つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してみてください。)
まずはざっと4つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。
15.Retargeting(リターゲティング)
16.Data Visualization(データ・ビジュアライゼーション)
17.Monthly Recurring Revenue(マンスリー・リカーリング・レベニュー)
18.Thought Leadership(ソート・リーダーシップ)
次に、カンタンに用語の意味合いを記載します。
割と「既知」な用語は手短に、どちらかというと「あまり周知されていない、かつ、役に立ちそう」な用語を掘り下げます。
15.Retargeting(リターゲティング)
これは既知ですね。リタゲです。
「自社商品・サービスのサイトを見た人に、別サイト上でも自社商品・サービスを広告表示させる」例の広告手法です。
16.Data Visualization(データ・ビジュアライゼーション)
すごいカンタンに言うと「ビッグデータ(ビッグじゃなくても)を数値の羅列ではなく、感覚的に捉えられるように美しくビジュアル化すること」ですね。
17.Monthly Recurring Revenue(マンスリー・リカーリング・レベニュー)
これはサブスク時代になって「よく見かける」ようになりましたね。
「毎月チャリンチャリン継続的に上がってくる収益の月間総額」のことですね。
MRRが順調に右肩上がりに伸びていくか?みたいな指標です。
18.Thought Leadership(ソート・リーダーシップ)
結構重要なワードなので、下記にADKさんの定義を転載します。
ソートリーダーシップ(Thought leadership)とは、特定の課題やテーマに対して、企業が、その解決策となりうる「主張、思い、理念など(=ソートThought)」を掲げ、社会や顧客からの共感と評判を生み出すこと。戦略的に当該テーマの第一人者(Thought leader)としてのポジションを獲得するためのマーケティング活動である。また、そのソートを具体的にアウトプットするコミュニケーションやコンテンツをソートリーダーシップ・コンテンツという。
例えば、オシャレ系カフェチェーンの第一人者は「スターバックス」だし、安価でおしゃれなDIY系家具の第一人者は「IKEA」みたいな感じで、第一人者が作ったブランドイメージってフォロワー(追従者)がカンタンには乗り越えられない「壁」がありますね。
そう考えると、Thought Leadership戦略を機能させている企業って、1st-mover advantage(≒先行者優位性)を享受出来るように、うまく先駆者感(本当の先駆者であるかは別にして)をPR出来ている“influencer(インフルエンサー)企業”ということですね。
やはりコロナ禍と親和性高そうですね。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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