【vol.214】2022年マーケティングにインパクトをもたらす15のトレンド③

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週に引き続き「マーケティング領域」の話です。
記事は、Forbesから「2022年のマーケティングトレンドTOP15」を紹介します。

今週の記事はコレ

15 Top Trends That Will Impact Marketing In 2022
2022年マーケティングにインパクトをもたらす15のトレンド
(https://www.forbes.com/sites/forbesagencycouncil/2022/01/14/15-top-trends-that-will-impact-marketing-in-2022/?sh=66e258ef6f0c)

先週に引き続きトレンドを読んでみます。

5. The Rise Of Interactive Content
インタラクティブコンテンツの台頭

Buyers are becoming more and more independent in their journey. So, as marketers, we need to take this into consideration and make things easier for the users.

消費者は購買時にさらに「自立的」になっていく。マーケッターはこのことを考慮して、消費者が購買時に商品やサービスをより理解しやすいように、(導線)設計する必要がある。

もはや一般的な買い物において「店員さんがセールストーク」できるような余地はほとんど無い時代になっているし、さらにこうした「自立的カスタマー」が増えるわけですから、「スタッフが解説しなくても商品やサービスの魅力が伝わる」ような購買体験がより大切になるよ、という話ですね。

Web上のインタラクティブコンテンツとして実装されることが多いものとしては
・計算機:選んだオプションごとに金額見積もりをその場で計算
・診断テスト:どの商品が自分に合っているかを診断してくれる
・e-book:自分が興味ある商品をweb上で「本」の形式で閲覧
・インフォグラフィック:動的なグラフやチャートで魅力を表現
などがありますね。一般論ですけど。

Appleのサイトでも、オプションを変更すると請求額計算が都度可変する「計算機」がもはや当たり前ですが、インタラクティブ計算機以外にも、今後「当たり前」なインタラクティブコンテンツとして「何」が台頭するのか?要注目ですね。

診断テストにしても、e-bookにしても、インフォグラフィックにしても、パンチ力が弱めなので、「それではない何か」が台頭することは間違いなさそうです笑

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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