【vol.237】2022年に注目されているスタートアップ企業⑥

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、各国で2022年に注目されているスタートアップ企業をPick Upしています。
今回はイギリス(UK)の記事です。

今回の記事はコレ
https://startupstash.com/uk-startups/
Top UK Startups To Watch in 2022
(2022年UKで注目すべきスタートアップ企業達)

21社が取り上げられているので、その中から面白そうな会社をピックアップしています。

12. Kheiron
HP  https://www.kheironmed.com

The company is on a mission to fight cancer and help patients to survive through a blend of advanced and accurate early screening, along with a process that is called precision radiology. They have already seen great success with their breast cancer screening tech and they have more on the way.

同社は、精密放射線と呼ばれるプロセスで、高度かつ正確な早期スクリーニングを活用して、がんと戦う患者の生存支援を使命としている。
乳がん検診の技術においてすでに大きな成功を収めており、今後もさらに開発を進めていく予定である。

乳がんの早期発見を「乳がん診断AI(Deep Learning)」によって初期の段階から精度高く実行できる、ということみたいです。
これは、結構一時期ニュースにもなってましたね。

ググってみたところ、
数十万枚のマンモグラフィー画像をデータとしてインプットして、Deep Learningによってアルゴリズム形成されているとのことでした。

マンモグラフィーからの乳がん診断って、専門のドクターが「人によって診断」しているケースが「これまで」の常識だったわけですが、「これから」の常識としてはAI診断になっていくのだそうです。

「優秀なAI」の診断精度は「平均的なドクター」の診断精度よりも高いというデータ(エビデンス)が相当揃ってきているようです。

早晩訪れるであろう世界観としては「画像をAI診断→ドクターがカウンセリング→ロボットが手術→ドクターがカウンセリング→経過を画像でAI診断→ドクターがたまにカウンセリング→寛解」みたいな感じでしょうか。

ドクターって、カウンセラーとかコーチとかマネジャーとかファシリテーター的な要素が求められるようになりそうですね。。。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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