GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、「Z世代(Gen Z)」についての「infographic(インフォグラフィック)」記事を取り上げたいと思います。正確に言うと記事というよりも「発表されたレポート」の紹介となります。
今週の記事(レポート)はコレ
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State of Student & Youth Travel Report
学生と若者の旅行に関するレポート(StudentUniverse発表)
https://indd.adobe.com/view/3dafa77f-ec4f-495a-98b0-5f689bd05a22
レポートの特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分かつ、ビジネス視点での示唆のある部分を抜き出しながら進めます。
先週は、若者(Z世代)の「Loyalty & lifetime value(忠誠心と生涯価値))」について見ましたので、「Return Trip(再訪の旅)」を見ていきます。
Return Trip(再訪の旅)
Students and youth who have an amazing time in a destination are likely to return in later life, possibly with families, so attracting them young can ultimately result in repeat visitors.
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旅行先で素晴らしい時間を過ごした学生や若者は、その後の人生で、場合によっては家族連れで戻ってくる可能性が高い。
画像にもあるように、「93%の若者は、若い時に良い体験をした旅先に、後に再訪する意向がある」ということです。
さらに、本文でも書かれているように「子供が出来た後に、家族づれで再訪する」可能性がある、と。
そうした意味では、地方自治体にせよ、航空業界にせよ、Z世代に「今すぐにはPayしないような格安のオファー」をすることで、LTV(ライフタイムバリュー)の観点で見ると「将来的にPayする投資になる」ということですね。
単年のP/Lの勝負をしている航空会社では「やりすぎなディスカウントオファー」は難しいでしょうけど、基本的にはLTVを見た施策が許されやすい地方自治体は、Z世代向けに「べらぼうにお得なオファー」をして、徹底的に良い体験をしてもらうことに振り切ってもいいかもしれませんね。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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