【vol.342】2025年予測:自動車産業の展望④

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週に引き続き「車産業」についての2025年予想がForbesに掲載されていたので、読んでみたいと思います。

今週の記事はこれ。
Global Automotive Outlook: Predictions For 2025
(自動車産業の展望:2025年予測)
https://www.forbes.com/sites/sarwantsingh/2025/01/13/global-automotive-outlook-predictions-for-2025/

下記の8つのトレンドがあげられています。
(ランキングではなく、一覧としてのリストという感じです)

1. EVs and Global Car Sales Will Run Out of Juice
2. Hybrids Will Take the Spotlight
3. Software-Defined Vehicles (SDVs) Will See High Demand
4. Driverless Vehicles Will Be the Future of Connected Cars
5. Chinese EV Brands Will Rule the Light Vehicle Segment
6. Luxury Car Sales Will Skyrocket Over the Next Few Years
7. Integrated Powertrains Will Be Standard in Electric Vehicles of the Future
8. New business models – Multi Cycle Leasing and Energy Services – Will Offer Carmakers New Revenue Streams

 

先週は「3. Software-Defined Vehicles (SDVs) Will See High Demand」を見ましたので、引き続き「4. Driverless Vehicles Will Be the Future of Connected Cars」を見ていきます。

4. Driverless Vehicles Will Be the Future of Connected Cars
(ドライバーレス自動車がコネクテッドカーの未来となる)

2025 will also see the automotive industry moving from Level 2 autonomy to Levels 2.5 and 3, representing a significant evolution in automotive technology and enhancing vehicle automation and safety.

2025年には、自動車産業もレベル2の自律性からレベル2.5、3へと移行し、自動車技術の大幅な進化を示すとともに、自動車の自動化と安全性が強化される。実際、2025年に販売される自律走行車のほぼ40%はL2 ADAS機能を搭載し、一部の地域ではL3 ADAS機能を搭載した車両の商業的拡大が見込まれている。

自律走行の「レベル」について念の為触れておきます。


国土交通省資料より

 

レベル2までは運転主体が「人」であり、あくまでも「車は走行サポート」に留まることが特徴です。2025年はレベル3に向かうわけですから、いよいよ運転主体が「車そのもの」になるわけです。

 

The new year will also see L4 implementation, with companies like Baidu, Pony.ai, and WeRide already conducting extensive road tests across various cities. Initiatives and support from the Chinese government, in the form of pilot zones and regulatory frameworks, are accelerating this progress.

新年にはL4も導入される予定で、百度(バイドゥ)、Pony.ai、WeRideといった企業がすでにさまざまな都市で大規模なロードテストを実施している。パイロットゾーンや規制の枠組みといった形での中国政府の取り組みや支援が、この進展を加速させている。

特に中国ではレベル4の導入段階に入っているようで、有名なネット企業であるバイドゥをはじめ複数の企業が既にL4のロードテストをしている、ということです。
国としての取り組みで中国がかなり先行しているようですね。

ちなみに国交相の別の資料発見しましたので貼っておきます。

 


国土交通省資料より

 

2017年段階での構想ですが、2025年には日本もレベル4を高速道路で達成していることになっています(そもそも2020年でレベル3を達成していることになってますね。。。)
そういう感じですので、アメリカやドイツの一部地域と中国以外の国(特に日本)では、自動運転の浸透は「イメージ(期待)よりも随分と先になる」と考えるのが妥当かもしれません。

 

 

著者の他の記事を見る


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
著者ページへ

感想・著者への質問はこちらから