「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第43回 経営が安定しているサロンこそ、ハウオリを導入するべき
ハウオリの施術を受けることができる『ハウオリ認定サロン』に、また加盟店が増えたそうですね。
そうなんです。京都にある『AVANCER(アヴァンセ)』というサロンさんで、全国29店舗目のハウオリ認定サロンになります。
29店舗目ですか。だいぶ増えてきましたね! ちなみにその京都のサロンさんは、どういう経緯で加盟することになったんです?
もともと僕の『コミュニケーションアカデミー』を受講されていた方なんですよ。もともとはマーケティングや経営の勉強をするために問い合わせてくれて。
ふむふむ。ちなみにどんなサロンさんなんですか?
50代後半の姉妹と、妹さんの娘さんの3人でやられているサロンです。いわゆる「家族経営」の美容室さんですね。
へぇ。家族経営でやっている方がマーケティングやサロン経営について学びたいなんて、ちょっと意外な気がしちゃいます。
仰る意味はわかります。家族経営って文字通り家族で経営をされているわけで、マーケティングや経営などについて、なかなか真剣に話し合いづらかったりしますしね。
あぁ、確かに。家族なのに改まって「今から経営方針についてミーティングしよう」とはならなそうです(笑)。
そうなんですよ。なあなあになってしまう部分はどうしてもある。でも僕のような第三者が入れば、「ビジネスとしての美容」というものをしっかり伝えられる。
なるほどなるほど。じゃあアヴァンセさんも、岩上さんが入ることでいい方向に変わってきているんでしょうね。
ええ。もともとアヴァンセさんは常にお客様に誠実に向き合っていて、新しい技術も積極的に学ばれる姿勢のあるサロンさんです。そこに対して僕も自分の知識や技術を出し惜しみすることなくお伝えしていますので、ますますいいサロンになっていっていますね。
いや〜素晴らしい。オーナー姉妹は50代ということでしたけど、新しいことを学ぶのには年齢なんて関係ないんですね。考え方によっては、それだけのベテランならもう固定客でなんとか回せそうじゃないですか。
確かにアヴァンセの皆さんはすごく向上心がありますね。学ぶ意欲があるからどんどん好転していく。逆に言えば、仮に若い人でもまったく学ばない方は厳しいでしょうね。
そりゃそうですよね。でも実際岩上さんの周りには、向上心の高いサロンオーナーさんが集まっている印象です。「ハウオリを導入して楽して儲けるぞ」みたいな感じじゃなく、「もっともっと上を目指していくためにハウオリを取り入れるぞ」というような。
まさにそうだと思いますね。というのもハウオリって、基本的には既存客に対するプラスの提案なんですよ。つまり、「既にサロンに通ってくださっているお客様により良いものを提供したい」という想いで皆さんお問い合わせくださっているんですね。
なるほどなぁ。もっともどんなビジネスでも、「新しいこと」に投資する人って、今でも十分に成功しているような人だったりするんですよね。はたから見れば「もういいんじゃないの?」っていう人が「いやいや、さらに上を目指したいんで、勉強させてください」ってやってくる。
言われてみればそうかもしれません。「来月、再来月の売上をあげないと困るんです」というような短絡的なことを言う人よりも、「経営は安定しています。でも一段上を目指したいんです」というような人の方が、結果的に成功している気がします。
やっぱりそうですよね。じゃあそういった向上心のあるサロンオーナーさんは、そろそろハウオリの導入を考えてみるのもいいかもしれませんよ。
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。