その118「自己承認が高い人は危うい」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「自己承認が高い人は危うい」

仕事をしていると、非効率な仕事ぶりにイライラすることってありませんか?

こんな風にやればいいじゃないか!?
なんでやらないの!?

・・・なんて具合に。
このとき、「そんなことにも気づけ無いの!?」とマウントとれて、なんだかちょっと気持ちいいですよね。

でも、実際のところ、どうなんでしょうかね?

と言うのも、他部署から「◯◯すればいいだけなのに、なぜやらないの!?」「このツールを使えば済むこと」「こんなことにも気付けないの!?」なんて突っ込まれたりして、「そんなこと分かってるよ、こっちの事情も知らずに好き勝手言うなよ!」なんて思うことってありません?
つまり、案外、課題や改善方法には気付いていて、ある理由でやらない選択をしているってことも多いんじゃないかな。
例えば、理屈の上では、あるツールを導入した方が効率は良いけど、その前後の業務フローを考えると、逆に非効率になってしまう、とかね。
でも、そういう事情を知らない外から見ると、無責任に色々言えちゃいますからね。

「ボンクラばっかりだな」とうんざりしながらも、優越感に浸っているそこのあなた!
自分のが優れていると思っているけど、実は想像力が乏しくて、自分視点でしか物事を語れないだけかもしれませんよ。

書いてて思ったんですけど、これ自分のことじゃん・・・(汗)

自己承認が高い人って、自己評価も高いから、自分が優れている、正しい判断ができるっていつの間にか思い込んでるふしあるんですよね。
自分が正しいって思っていると、めちゃくちゃ視野は狭くなりますし、物事のごく一部分しか見られなくなってきます。
さらに歳とって、プライドが変に高くなっていくと、もう手がつけられないんですよ。
僕なんてその兆候がバリバリ見えてるから、ホントは現場で仕事したらダメだなって思います。
スタッフの皆んなが自分たちなりに考えてやってるのを、「それはちょっとおかしい」「なぜ◯◯に気づかないのか」とか偉そうに言い出したりしてね。
「ズレたこと言ってんじゃねーよ」「昔話ばっかりするんじゃねーよ」って、スタッフに白い目で見られてますよ、きっと(涙)
ズレてくるのよ、段々と。

自己承認が高い皆様へ
自分が思っているほどあなたはすごくない!
もっと、想像力働かせて、相手の立場も想像しなさい!
自己承認が高い人って、老害になりやすいのよ、きっと。
結構かまってちゃんなのよ、きっと。

何この自分への戒めみたいな記事…
(この後、軽く泣いた)

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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