このコンテンツについて
なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。
「『サウナ』と『整う』の関係」
先日、先輩の別荘にお邪魔しました。
そこは湖畔に建つ別荘で、桟橋にはヨットやジェットスキーが停泊。
その別荘には大人6人はゆうに入れる大きなサウナがあり、巨大なガラスからは湖を眺めることができるという最高の環境。
サウナから出たら地下水を組み上げた水風呂、外気浴も湖にかかるウッドデッキに置かれたビーチチェアで・・・ロケーションも設備も最高でした。
きっと、サウナー大興奮って感じなんだと思います。
サウナと言えば、「整う」って言葉ありますよね?
「整う」って、誰もが知っている言葉ですけど、そんな言葉で表現するサウナでの「整う」は、ものすごく主観的に心身の状態ですからね。
「あぁ、今、整った!(と私は思う)」ってね。
こういう言葉があったから、サウナって流行ったんじゃないかなぁ、って思ったりするんです。
「整うってどういうこと?」って知りたくてサウナに行きません?
例えば、「サウナでリラックス」だったら、「まぁ、そうなんちゃう」で終わりですからね。想像できますからね。
でも、「サウナで整う」ってw
「整うって何が整うのよ!?」って。
それで、前述の素晴らしいサウナに入って、湖を見ながら外気浴をして、友人に「整うってどういうことなんです?」って聞いてみたところ、「わからない」とw
ただ、これかなぁ!?って感覚はあるような気がする、と。
・・・結局、何なんだ(汗)
こんなだから、整うまで行きたくなりませんか?
この言葉を考えた人、すごいセンスですよ。
サウナなんて昔からあったわけですが、正直、今のような人気はなかったですよ。
銭湯好きな人の中にもサウナは苦手って人も多かったですしね。
ところが、この2、3年は、サウナブームでサウナはパンパン。
サウナにあるひな壇には裸のおっさんがひしめき合って座っている異常事態(苦笑)
もしかすると、そんなに見向きもされなかったモノに、「整う」のような絶妙な言葉、表現を加えると再生されるのでしょうかね。
例えば、1989年当時、『おとなのふりかけ』ってのが発売されて、大ヒットしました。
僕は中学生でしたから、すんごい気になりましたよw
「おとなの」ってどういうことや!?みたいなw
2000年には、『生キャラメル』『生チョコ』のように「生」が登場しましたね。
ところで、レッドブルの「翼をさずける」というのも気になる言葉ですね。
「そんな効果は感じられない」と集団訴訟を起こされたことがあるそうで、和解金を支払うという出来事があったそうです・・・怖い(汗)
「このサウナは整わない」って言われちゃうんでしょうか。
「知らんがな!」だし、そもそも「整う」ってどういうことなの!?
この記事を書いた前夜、銭湯でサウナに入りましたが、気持ちよかったです。
整ったってことなのでしょうか?
著者/市川 厚(いちかわ あつし)
株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/
LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/
<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。