WEB集客に使うべきたった一つのツール〜お医者さんは、なやんでる。 第112回〜

第112回 「WEB集客に使うべきたった一つのツール」

お医者さん
お医者さん
今日の診察は疲れたな……このまま帰ってビールでも飲みたいところだけど、コンサルさんに言われたTwitterの更新をしないと…。
お医者さん
お医者さん
あ、そういえば今週のブログも書けていないぞ。それに、ホームページのお知らせ欄の更新もしなきゃ…。ああああ、やることが多すぎておかしくなりそうだ。
先生、随分と追い詰められたご様子ですね。大丈夫ですか?
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
大丈夫じゃないですよ……そもそもね、僕はこういうITじみたものは苦手なんだ。SNSも全然使ってこなかったし。……って、あなた一体どなたです?
はじめまして。ドクターアバターの絹川と申します。お医者さんの様々な相談に乗りながら、「アバター(分身)」としてお手伝いをしている者です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
医者の分身? へえ、どうせなら僕の分身になってこれらの仕事を担ってもらいたいもんだ(笑)。
もちろんそういう仕事をお請けするのが私の仕事なんですけれど(笑)。その前にちょっとアドバイスをと思いまして。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
アドバイス?
ええ。というのも、WEB集客の重要性が増す中で、病院に限らずいろいろな会社がせっせと発信を始めているわけですけれど、うまくいかないケースが多いんですよね。理由は様々ですけれど、個人的に思うのは「手を広げすぎ」というものです。
絹川
絹川
TwitterやInstagram、ブログにホームページ、YouTube、Podcast、voicyやクラブハウスなど、発信サービスはどんどん増えています。もちろんそれらを効果的に使いこなし、最適かつ効率的な集客ができればいいんですけど、それはそんなに簡単な事じゃない。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうそう、そうなんだよ。うちはTwitterとブログとホームページだけだけど、それでも大変だもの。
わかります。たとえ140文字の更新だろうが、定期的にやらなければならなくなると思った以上の負担ですよね。「ああ、また更新しなきゃ…」って後ろ向きな気分で書くから内容のクオリティもどんどん下がっていくし、悪循環です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ……確かにそうかも。少しでも早く作業を終わらせたくて、コピペに近いような内容で済ますことも増えたし。
しかも、Twitterの他にブログも書かなくちゃいけない、ホームページも更新しなきゃいけないとなれば、さらに負担は大きくなります。「WEB集客で成功するぞ!」とノリノリで始めたのに、更新がだんだん滞っていって、やがて完全にストップする。これが典型的な失敗パターンです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
……認めたくはないけど、正直、うちもそうなりそうな気がする。でも、じゃあどうすればいいの?
手を広げすぎが失敗の原因なら、1つに絞ればいいんです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふむ。その1つとは?
結論から言えばGoogleです。WEBでの更新はGoogleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)に絞って、その代わり内容を充実させていく。このやり方が一番ラクで、効果もあり、また継続しやすいと思いますね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、それってあれだよね、ブラウザでキーワード検索した時やGoogleマップで調べた時に出てくるやつ。
仰るとおりです。名称と住所と電話番号くらいしか載っていないイメージかもしれませんが、意外といろんな機能があって、簡易ホームページ的に使えます。クリニックの画像をアップしたり、投稿されたコメントに返信したり。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、言われてみれば、自分も飲食店を調べた時に画像や口コミを見た気がする。
そうなんです。さらに最大のメリットは、誰かが近所で「クリニック」などと検索した際に、先生のクリニックの情報が表示される確率が上がるということです。それで新しい患者さんが足を運んでくれる。どうでしょう、これこそが「WEB集客」じゃないですか?
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
確かに!Twitterやブログを更新することが目的じゃないものね。
その通りです! ということで、まずはGoogleマイビジネスだけにツールを絞り、無理のない範囲でアップデートしていくのがいいように思います。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほどね! うん、ちょっと検討してみるよ。ありがとう!

医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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