お医者さんは、なやんでる。 第30回 「器用なお医者さんほど気付かない、忙しいのに売上が伸びない理由」

第30回 「器用なお医者さんほど気付かない、忙しいのに売上が伸びない理由」

お医者さん
お医者さん
開業してもう15年も経つのか。今まで何でも自分でやってきたし、人より努力してきた自覚もある。…なのに、なんていうか、全然ラクにならないな。
お医者さん
お医者さん
いや、ラクになるどころか、どんどん忙しくなっている気がする。そのくせ、そのぶん売上があがっているわけでもない…。
お医者さん
お医者さん
また何か打ち手を考えないとな。でも…いったい何をすればいいんだろうか。
ああ、器用な方ほど苦労するっていう典型的なパターンですね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
え? どういうこと? …っていうかあなた、どなたですか。
ドクターアバターの絹川です。お医者さんの様々な相談に乗りながら「アバター(分身)」としてお手伝いをしています。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふうん、様々な相談ねえ…。やっぱり他のお医者さんたちも、いろいろ悩んでるってことなんだろうね。
ええ、そうなんです。お医者さんは皆さん、本当に悩んでいますね。ただ、その悩み方には、大きく分けて2つあるんです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
悩み方が、2つ?
そうなんです。ごく簡単に言えば、「自分でどうにかする」方法を探しているお医者さんと、「誰に頼むか」を探しているお医者さん、の2パターンです。
絹川
絹川
先生は明らかに、前者のタイプですよね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
まあ、その分け方をするならその通りだろうね。何か課題があれば、とりあえず自分で解決する方法を考える。
お医者さん
お医者さん
実際今までも、そうやってきたんだ。院内オペレーションの設計も自分でやったし、経費計算のマクロとかも自分で組んだし。あとは求人広告の原稿も自分で書くしね。
それはすごいですね。もしかしてこのポスターとかも…
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、コロナ対策ちゃんとしてますよっていうやつね。うん、これも僕がIllustratorを使ってデザインしたものだよ。まあ、素人仕事だからそんなにカッコよくはないけど。
まさかこのホームページのお知らせ欄の更新も…
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
あ、うん。でもそれ、HTMLをちょっと修正するくらいだから簡単なんだよ。わざわざスタッフに頼むほどでもないから。
いや、驚きました。本当に何でもできるんですね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そんなことないよ、別に誰でもできると思うけど。でも、そう言われるて嫌な気はしないかな。ちょっと鼻が高いよ。
いや先生、その「なんでも自分でやってしまう」ということが、実は課題の本質なんです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
え?
先生は仰っていましたよね、「どんどん忙しくなっている」「でも売上はあがっていない」って。それは「先生が何でも自分でやりすぎ」なことが原因かもしれないんです。
絹川
絹川
というより、「忙しくなっている」からこそ「売上があがっていない」ということなんです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
いや、だって、他の人に頼めばそのぶんお金がかかるんだから、経費がかさむでしょう。僕が自分でやればタダじゃないですか。
それはその通りなんですが、先生がもっとも価値を発揮できる「医師としての業務」が、他の雑務に圧迫されているんです。つまり、経費は下がっているかもしれないが、同時に売上も下がってしまっていると。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
う〜ん、まあ、言っていることはわかるけれど、かといってスタッフを増やすほどの余力はないんだよ。
そうですね。私はこういうケースの場合、「パートナーを増やす」という方向性をオススメしています。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
パートナー? 業者さんってこと?
そうですが、こちらが指示したことをそのままやってくれる(だけ)の業者さんではなく、プロフェッショナルな知識・スキルを持った専門家、という感覚です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
専門家…
今日聞いただけでも、「院内オペレーションの設計」「経費計算のマクロ」「求人広告の原稿作成」「ポスターのデザイン」「ホームページの更新」と、様々な業務を先生が担っています。でもそれは、厳しい言い方をすれば、「やらなければならないことを何とかこなした」ということに過ぎません。
絹川
絹川
確かに形にはなっていますが、「本当に最適なオペレーションなのか」「本当に伝わるポスターなのか」という点はあまり検証されていない。
絹川
絹川
先生はつまり、貴重な診察の時間を削って、もしかしたらあまり効果のない雑務に時間を取られているのかもしれないということなんです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
…なかなか辛辣なことを言うね。でも、確かにそういう側面もあるのかもしれないな。実際、あまり効果が出ているとは言えない。
ですから、やはりそういうのは専門家のノウハウを使うべきなのです。もちろんそこで使うお金は「投資」であるべきで、払った以上の効果が見込めると思った相手にだけ仕事を依頼すればいい。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
「投資」か…。確かに、いくらお金がかかったとしても、それ以上に売上があがるなら得してるってことだもんね。
そうです。先生のように器用で優秀な人は、自分で何でもできてしまう。だからこそ、そこに意外と気付かないのです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほどね。ちょっと専門家の話を聞きたくなってきたよ。あなたに頼めばいい人を紹介してくれるのかな?
もちろんです!お任せください。
絹川
絹川

医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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