“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第105回 頑張らない働き方って、損ですか?

最近「静かな退職」って言葉を耳にすることが増えました。退職はしないけど頑張りもしない、会社には在籍し続けるけど、必要最低限の労力しか出さず給料をもらうという。

ええ。それなのに「とにかく頑張れ」「がむしゃらに頑張れ」としか言わないから問題になる。今は「働き方改革」の時代でもありますし、個人の事情が重視されるようにもなってきているわけで、ある程度の選択肢は必須だと思いますね。

確かに確かに。そういう意味でも、別に全員が出世を目指さなくてもいいけど、少なくとも「仕事に工夫を加える」意識は持っていたほうがいい気がします。そうじゃないとそれこそ「AIより使えない人」になってしまう。

ええ。だからこそ「仕事は頑張りません」っていうスタンスの人の未来が心配で。だってもうやることなくなっちゃいませんか。

そういえば、私もニュースとかでしか見たことないですね。フェイクニュースかもしれない(笑)。でも例えば、大企業で端っこに追いやられて、期待もされず給料だけはそこそこっていう人だったら、そういう気持ちになっちゃうこともあるのかなと。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。