“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第61回 万代のビジネスモデルは「儲かる文化祭」

倉橋さん、先日Xで万代のビジネスモデルを「文化祭をビジネスにしたような仕事」と投稿されてましたよね。

そうそう。トラブルはつきものですからね。万代の場合もそれは同じで、リサーチは充分にするんですが、なかなか順風満帆には進まない(笑)。直前になって「行政の認可が2週間遅れるらしい!どうするんだ!」みたいなことがしょっちゅう起こる(笑)。

そうなんです。「分業制」なところも同じなんですよね。文化祭で演劇をやるとしたら、大道具、役者、演出家と役割が分かれますよね。店舗ビジネスもそれは全く同じで、店長は全体を統括する舞台監督のような役割です。

いえいえ、高校時代は「生物部」という生き物係のような部活に入っていて、その部員として参加してましたよ。もっとも、なぜかその頃から「いかにお金を稼ぐか」ばかり考えている学生で、他の部員とは視点が違ったんですけど(笑)。

仰るとおりです。ただなんというか、だからこそビジネスは楽しいんだと思います。本物の文化祭より楽しいというより、楽しむポイントが違うというか。経済的な指標があるからこそ燃えますし、やりがいを感じるんじゃないかな。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。