その場合って損害じゃないですか。
損害だから、聞いたから、保険入ってると思って、優しいよね、その社長もね、保険入ってると思って税理士さんに言ったんだって、「やってないじゃないか」って言ったら、「うーん」って。「でも先生、保険入ってますよね。マネトレで聞きました」と。入ってないと。「『うちは節税とかしないから、リスクがないから入ってないや』って言ってた」って。いや、間違っとるやんおまえが、計算(笑)
どうなんですか?それ。
損害賠償できるよ、会社は。
やっぱできるんですね。
でも「かわいそう」とか言うんだよまた。かわいそうってさ、税理士たぶん70ぐらいの人なの。そんなの昔にボロ儲けしたんだからさあ。
(笑)
だって、Googleとかなかった時代で、誰もわかんないときに嘘ばっか……ホントにみんながわかんない時代の人たち、高い顧問料だったわけじゃん?400万ぐらい請求しろよっつったんだけどさ。
結局、じゃあ、もうしょうがないっていう?
いや、それはわかんない。「やったほうがいいよ」とは言ったけどさ。でも、保険入ってない人50パーぐらいなんだって。半分は入ってないんだって。
税理士で?
税理士。もったいないんじゃない?何十万も。
はぁ~。
危ないよねえと思って。
「保険入れ入れ」言っといて、自分は入らないと。
税賠保険だからさ、まあ自分がミスんないと思ってんのか。でもわかんないじゃん、そんなの。
ちなみに、税賠保険って税理士用の保険があるんですか?
そうそう。前話したじゃん。
ありましたね。
税理士がミスして訴えても、保険入ってるから大丈夫よっていう。
どのぐらい担保されるもんなんですか?
額?
額だったり、免責のいろいろな補償はどうなってんですか?
ホントに税額が、今年は減ったけど来年増えるみたいな、期ずれとよく言われる、普通いつかは払うねとか、普通に払わなきゃいけないよねみたいなのは出ないけど、ホントに消費税の届け出間違えた、免税が取れなかったとか、今回みたいに税額控除が抜けてた、とかっていうのは出るよね、基本的には。
へぇ~面白いですね、そう考えるとね。
でも、入ってないと危ないと……俺は気がちっちゃいからさ、こう見えて。
あ、意外とちゃんと入ってるんですね。
ちゃんと満額入ってます(笑)当たり前でしょ。「保険は大事だよ」っつって(笑)
安心だわ(笑)
節税のためなんだけどね。だって、無限責任だからね。
そうですね。
しかも、うちもそこそこの規模も多いからさ、そこでミスっちゃったら……
あれ、税理士の先生って奥さんとかも無限責任の補償を負うんです?
負うわけないでしょ。
え、負わないんですか?
負うわけないでしょ。だって、そんな型にはめられないよ。
自分だけ?
自分だけでしょ。
あ、そうなんですか。
そんなの当たり前でしょ(笑)
あれ、ぜんぜん怪しい情報でしたね。
怪しいっていうか嘘でしょ、それは。100パーセント嘘でしょ。
あれ。誰に聞いたんだろ。
おい(笑)で、何だっけ?
税金です。
それはいいんだけど、プラス来たときの税務署の税務調査っていうのは税理士に任せればいいので、社長に関係ないんだよね。対応しなけりゃいけないと思ってんじゃん?
えっ!?
しなくていいんだよ。
でも、必ず2日ぐらいですよね、だいたい。
いやいや、それもべつに、2日って言われるけど「いやです」って言えば短くなるよ。「そんな規模ないっすよ。ちゃんとやってくださいよ。事前に資料送ります」ってさ。
でも、必ず社長ないし……まあ、社長はだいたい逃げて、ちょっと詳しい副社長とか経理系の人が……
そんなことないけどさ。でも、本当に調査来られたくないんだったら、その税理士さんに言わなきゃいけないのは、委任状の種類によって税務調査に来なくてもいいっていうのがあるんだよ。
それは誰がですか?税務調査に社長が来なくていいってことですか?
社長がじゃなくて、事前に税理士との協議で終わるっていうのがあんだよ。
わざわざ事務所に来なくていいってことですか?
そうそう、それはやれるので。その委任状があるのよ。委任状っていうか代理権限証書の33条の2かな。
そんなディテール言われても(笑)
(笑)代理権限証書っていうのがついてんんだよ、申告書に、みなさん知らないかもしれないけど。だけど、代理権限証書の中に「普通のやつ」と「事前の処理でいいよ」っていうやつ2種類があって、調査来る前にちゃんと税理士が協議しましょうねっていうやつを出してれば、基本的には悪いことしてなかったら調査に来ないから。ただ、それを作んのが超大変だから。
それでだいたいみんな来ちゃう?
来ちゃうっていうか、そもそも提案してない。
ふーん。あ、そんなのある。
うちも提案してないけど。べつに来ても困んないから。
強気ですね。
うん、負けないからね。
言い方おかしくないですか?勝ち負けじゃないでしょ(笑)
そう、勝ち負けじゃないんだよね。それは大事なことだと思うけど。で、みなさんが出してる代理権限証書っていうのは、税理士に税務の代理を頼んでるの。だから弁護士と同じだから。そうすると法廷に立たないでしょ?社長。弁護士がやるじゃん?まあ、参考人っていう、何ていうかわかんないけど、出るけど、基本的には弁護士が進めるじゃん?それと同じなんだよね。それなのに、なぜか同席させられてさ。
あ、そうなんですか。
そうだよ。だから、べつに同席しなくていいんだよ、代理人なんだから。弁護士、いちいち直接やんないじゃん。ただ、「ちょっと会わせてくれ」とか「話聞かせてくれ」はあるから、午前中1、2時間とか。
そのときの拒否もできんですか?
できるよ。ただ、長引いたりするのが嫌だったら、ちょっと顔出せばいいけど、でも、業務に支障はない、むしろ「業務に支障があるから」っていって出て行けばいいから。顧問税理士が概要をしゃべれんならそれで大丈夫だよ。ただ、税務署の担当だったり何なりでいろいろややこしいやついるから、あんまりガチガチにやってもあれだけど、でも、基本はそういうもんだよね。そのために税理士雇ってるっていうことをちゃんと理解すれば調査は怖くないし、税理士チェックされるだけだし。本当に怖い人は、おびえてんだったら悪いことしなきゃいいんじゃない?ってことだよね、逆にね。
社長がですか?
社長側がね。たとえば交際費なのに他の経費に振って節税してるとかだとしたら、それやめたほうがいいよね、脱税だから。節税じゃないから。だから、それをたとえばうちとかだったら、どうしても逆に言ったら聞かない社長もいるけど、それは調査を機会にして、それをやめさせたほうが良くない?脱税なんだから。節税だと思ってるけど。でも、会計事務所では言えなかったりするじゃない?でも、調査をチャンスにしてね。
ある種、税務調査を使って是正していくと。
是正してあげればいいじゃん?それが本当に必要だったら。脱税は良くないからさ。割と普通のこと言うでしょ?
めちゃめちゃまっとうな話を(笑)
めちゃめちゃ普通のこと言うけど(笑)
ちなみにこの方、ご質問の中で「税務署が来ないために、いったん1年目は利益出さない」という論点で説明されて終わってるじゃないですか。1年目に利益出さないというメリットだったりっていうのは?
ないよそんなの(笑)
あら(笑)
ないでしょ。来たっていいんだから。で、べつに赤字でも来ることあるし。たぶん税金計算がめんどくさいんじゃない?赤字だと税金の計算簡単なんだよね。マイナスだから7万なんぼっていう均等割入れりゃいいんだから。なんかすごいね、やばいね。
いやぁ~、意外といい回でしたね。意外といい回だったなあ、これは。「そういうことか!」みたいな。
そうよ。結構たしかにね、クソ税理士オブザイヤーみたいな……
いや、この観点、意外と聞いたことなかったですね。
クソ税理士オブザイヤー。
諦めない心やめてください(笑)
無視されたと思った(笑)
メンタルが強いんだか弱いんだか(笑)
結構ポンコツじゃん、この話出す時点で。やばくない?ホント。超恥ずかしいと思うけど。
税理士としてですか。
同業としてちょっとどうかと思うよ、ホント。
というわけでね、こういう話もありましたので、これを聞いて「実際こういう話あんだけど」みたいなのありましたら、ぜひ質問お待ちしております。
無理やりまとめた(笑)
で、次回はまた面白い質問来ておりますので、ちょっと難しめですけど、そちらも楽しみにしていただけたらなと。
はーい。
というわけで、本日もありがとうございましたー。
ありがとうございまーす。