「なぜ、大久保先生は銀行のことに詳しいのでしょうか?」というご質問。税理士さんと銀行さんのお付き合いを紐解けば、その税理士先生の得意分野がわかってくる。ということで、大久保先生がなぜ銀行にお客さんを紹介するのか、お客さんへどのような支援をしているのか、を改めて深堀していきます。(音声はこちら)
>>>大久保圭太氏のプロフィール
こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。
お願いしまーす。
テンション低。ひく~っ。
滑舌いいなあと思って見とれたよ(笑)
聞き惚れてくださいよ。
あぁ、聞き惚れただ。
さあ、今日の与太話。
え?与太話じゃないから(笑)
あ、失礼しました。
もうやめて、行こ行こ。
え、本番?えっ?いきなり質問?うそ!?
だめなの?
いや、こういう日もある。
ネタ切れ。
5分ぐらいで終わったりして(笑)
そのほうがいいんじゃねえのか(笑)コンテンツ的にはどうなの?みなさんの時間を奪わないでいいんんじゃないの。
なんてことを(笑)いつも奪ってるかのような(笑)
あの長い漫才を聞かないと財務の話が聞けないっていう構成になってる。
たぶんみんな早送りで。
あ、そうか。じゃあいらねえじゃねえかよ(笑)
じゃあ、珍しくいきますか。あぁ……
いやなのかよ(笑)結局与太話じゃねえかよこれ。
違う違う。いま気づきました。僕が聞きたいんだ(笑)
あはは(笑)
「最近大久保さんどうなんすか?」みたいなのを聞きたい感じでたぶん成り立ってるのが与太話だと気づいたんですが、それは私の欲望ですので、メインコンテンツにいきたいと思います。
はい。
いきます!これはたぶん大久保先生ファン的な感じだと思われます。
ありがとうございます。
肩書きとかがありません。質問だけいただきました。
「某メガバンクの銀行員と銀行員の友人と久々に食事に行きました。お互いに最近の面白い情報・リソースの話をするなかで、私が大久保先生のポッドキャストの話をしたら、まさか大久保先生から多くの顧客を紹介してもらっていると聞き、大変ビックリいたしました。」
えええ~!
その銀行員の方、知り合いってことだよね。
ボーッとしてたいま。よくわかんなかった。
あとで。
知り合いってこと?自分だってボーッとしてたんだろ(笑)
ちょちょちょ。続きます。「その銀行員の友人が『あんなに融資の紹介ができる税理士には会ったことがない]とおっしゃっていましたが、いったい大久保先生は税理士のくせに、なぜ銀行……」
「くせに」ってなんだよ(笑)
ああ、ごめんなさいここ。
「税理士の先生にもかかわらず、なぜ銀行のことにお詳しいのでしょうか」という。
ちょっとよくわかってないんだけど、ごめん。ちょっとボーッとしてて。与太がないとエンジンかかんないんだよ。
そういうことか。解説します。
うん。して。
シンプルに、銀行員の方とその友達がメシ食ってて、「俺、最近大久保先生の番組聴いてて面白いんだよ」って言ったら、「その先生俺知ってる!」っつって。
あ、俺の知ってる人だね、それ。誰だ?
わかりませんが。
メガバンク?なんだ??まあ、あんま特定してもよくねえんだろうけど。
ですね。みたいですね。
へぇ~!そんなのある?
だから、この方がビックリしたのはそういうことでしょうね。わざわざ質問まで……
あと、「くせに」ってディスってると税理士会に怒られるよ。
ホントですよね。
「クソ税理士オブザイヤー」やってるツイッターでね、税理士おじさんってフォローしたほうがいいよ。
あれ面白いですね。
面白いよね、クソ税理士おじさん。あ、違う、クソ税理士オブザイヤーだ。税理士おじさんはクソじゃない(笑)
(笑)
なんかね、ひとりでやってんだよね。オブザイヤーには結構センシティブな内容が出てて、だめになっちゃったりもする。
ああ、それは「よくない」ですね。
よくないですね??
かわいらしいなってエピソードもあったじゃないですか。
あ、「昔、高校生のときに家に来てた税理士に口説かれたことがあります」っていうツイートにクソ税理士オブザイヤー2018(笑)
これはホントにクソ税理士オブザイヤーですよ(笑)それはおもろいわ。っていうかツイッターってそういう投稿があるんですね。
ね。
で、しかもそれをよう……
よく拾ってるよね、この人もね。ヒマなんだと思うんだよね。
ホントですね。
ね。
面白すぎだ。それ、アカウントなんて言うんですか?
税理士おじさん。
そのまんまやん(笑)
謎のね。
ちょっと待って!
はい?
はい、いいですか!
はい。
質問から入ったのに与太話になってねえか?(笑)
(笑)
なんだこれ。
そうだね。
質問なし?
そう、だからちょっと、わかったわかった。
ちょっと待って。しかももう1個言うよ。
おう。
これさ、質問ですけど、質問じゃなくないですか。
そう。俺わかんねえなと思って、いま。
何を答えていいのか。
何を答えんだ?と思って。「ありがとう」としか言えないし。個人的な話なんじゃないの、それ。
「なぜ銀行のことにお詳しいのでしょうか?」
ああ、そうか、質問になってんだ!
一応なってますね。
ああ、そうか。
これって大久保先生が財務経験があるからとか?そういう話になっちゃい…ますけれど……あの……
ん?
モジモジ。
そうなんだよね。だって俺、銀行の中身とかべつにしらねえし。
そうですよね。銀行員じゃないですもんね。
銀行員じゃないし。まあ、でも聞くからね、情報をね。
ああ、担当の方とか?
コソコソとね(笑)まあ、もともと再生やってたのもあるから。銀行と「戦ってた」っていう言い方は変だけど、そういう意味じゃ企業を守んなきゃいけないか、みたいなところにいたから。
そうかそうか、なんか融資しての仲間っていうよりも、当時あれか、どっちかっていったらバチバチのほうか。
バチバチっていうと行きづらくなっちゃうからあれだけどさ、いや、あんまり…でも……バチバチだよね(笑)
重ねるんで。
重ねる(笑)そのなかにいたから、融資って簡単というか、なんていうかな、やっぱ悪い企業ばっかり見てて、銀行にいじめられてきたしさ。悪い企業を回復させんのすごい大変じゃん?できるケースもできないケースもあるし。それでも会社つぶすわけにはいかない。そういうことばっかりやってて。いまはある意味、そこに持っていっても借りられない人は持っていかないから。だけど、これ結構あるあるで、銀行の人とかと話すと、例えば、初めて支店の子と話すとさ…まず前提条件として、「先生」って言いながらも、彼らも「どうせちっちぇえとこしかやってねえんじゃないの」って思ってるよね。
銀行員あるある。
たぶんね。でも、「まぐれはあるかも」って思ってる。自分で飛び込みするよりは確度高いじゃん?税理士巻き込んだほうが。みんなそれで苦労するわけだから。税理士さんに聞くっつって知りもしないのに答えてみたいなケースはリアルにあるし。保険とかもそうだよね。保険屋さんは顧客の契約が、「最後絶対税理士に止められる」っつって。まぁ、自分の組んでる保険を売られるっていうそういうふうになってるけど(笑)だから銀行もそうで、たぶん税理士さんに「いらないですよ」「他の銀行でいいじゃないですか」とか言われちゃったら困るから、そういう意味では税理士経由で紹介してもらいたいというか……はすごいあると思うんだよね。だから紹介してるってだけなんだけど。あの頃の再生に比べたらさ、逆に言ったら金融情勢がこんなだから調達天国じゃない?で、「納税しろ」じゃん?基本的に。
そうですね。
「ガンガン財務強くしろ」ってやってるから、そういうところをお客さんとして多く持ってるっていうところが、逆に銀行さんとの付き合いもできやすいし。
銀行さん、基本そのフェーズは融資が仕事ですもんね。
そうそう。だから、税理士さんのほうだって、日本の80パーぐらいは1億以下の会社の申告をやってる人たちじゃない?まあ、それはもちろん必要なんだけど、そこまでやれないよね。だって、銀行出ないもん、赤字ぐらいのトントンぐらいで回ってる中小企業が悪いわけじゃないけど、でも、やっぱりそこを取らないっていう決断をしてるから、うちは。売上1億以下とかやってないから。
たしかに基本攻めてますもんね、みなさん。
これ、ちょっとね、敵もつくるかもしれないけど、頑張ればできるよ。業種・業態によるけど、利益出して売上1億つくるぐらいは、俺は財務そこまでいらないとは思う。創業融資とかはもちろん別だけど、多少のレバは必要だけど、そこから先の世界がやっぱり厳しくなってきて、10とか超えてくるときに出口だったりとか、いろんな戦略でCFOみたいのが必要だったりみたいな感じだと思うんだけど。要は10億なのか50億なのかあれだけど、CFOがいるなら会社が直接銀行とやり取りして、1~10億、でも3~10億ぐらいは銀行のことはわかんなくて税理士さんに聞いて、でも税理士さんはわかんなくて、みたいなのを繰り返してるから、ある意味銀行もわかってるよね。この先生わかってんのか、わかってないのかみたいな。特に権力あるみたいな地方のジジイ系はさ……
(笑)
そういうこと言っちゃだめだよだから、円藤君。
声でバレるから(笑)おじさん声で「ジジイ」って(笑)
おじさん声って言うなおまえ(笑)ジジイだよ俺も。それでさ、あの……なんだ?
忘れたな(笑)
忘れた(笑)俺もジジイだから。
地方のほうの。
あ、そうそう。そうするとさ、「うちの関与先なんだから出せ」みたいな、赤字で債務超過なのに「なんで出ねえんだ」みたいな言うやつもいるらしくて。やっぱそこは冷静に見てるから、それを無理やりどうこうしようっていうのは無理だから、そしたら、ちゃんと「こうやってやるしかないよ」とか、「リスケジュールしたほうがいいよ」とか、そういうちゃんとしたことをやってって銀行さんともうまくやってって、やっぱ金融情勢変わったときに、俺らも銀行の現場の人の声でこっちも情報をアップデートしていかなきゃいけないから、そういう意味でやっぱ銀行さんとの付き合いが多ければ多いほど、そういうノウハウはどうしてもたまっていくっていう感じだよね。
昔からシンプルに言っているとおり、「現預金しっかり持って、ちゃんと納税しなさい。攻めましょう」って言ってるスキームで1億円以上の方々をクライアントに勝負している結果として、ババババっとそういう情報がスパイラルとして入っていき、支援しているうちに結局エグジットの相談も増えるので、気づけばM&Aも増え、IPOも出始めみたいな雰囲気になり、時流に乗ってるというか、って感じですよね。
ありがたいっすね。
だって、私、会ったの3年前4年前ぐらいですか。ぜんぜんフェーズ違いましたよね、いまと違って。あのときもすごい方でしたけど、なんかここ最近やべえなみたいな。
時代とお客さんだよね、やっぱ。お客さんの伸びが凄いいいなって思うわ。ホントにさ、また忘年会ネタで恐縮だけどさ、そういう意味じゃ、あの頃の俺らもそうだったけど、彼らもそうだった4年前とかがあってさ、それがこう、財務では彼らのビジネスモデルが時代に合ってて伸びてて、財務の調達頑張って、エグジットしたとかいう話をつまみに酒を飲んでさ、「あの頃はこうでしたね」みたいな。ちょっとジジイでしょ?
でも、そのときに「当時あのときの大久保先生の一言で」みたいな話あったりしないんですか。
あるんだけど、俺ほとんど覚えてないんだよね。
飲み過ぎな(笑)そういうの大事なコンテンツ。
すげえ詰めてるときある、みたいなね。
大事なやつね。
「黒かグレーかホワイトか選べ」みたいなこと言って、俺ブラックは言わないと思うんだけどなと。勝手に伝説にされるっていうね。
やっぱそういうのあるんですね。
でも、ああいう人たち、ねぇ……もうずっと死ぬまで顧問料もらおうと思うよね(笑)
だんだん怖い話になってる(笑)
いやいや、勝ち逃げ(笑)
涙話かと思ったら。
だってさ、富裕層を俺ら扱ってないからさ。扱えないから、やっぱこんなチンピラが。
自覚してんですね。
・・・後半へ続く・・・