純利益1.5億の会社の社長から、お礼に株をあげると言われました、という質問者さん。株を受け取るときの注意点とは!?贈与、EBITA法など、皆さん財務アタマを使って読み進めてください。(音声はこちら)

そのコンサルタントが言ってる「5倍」っていうのは、ちょっとわかんないんだけど、えーと……いま、スタートアップで……どうすんだろう、出口はね。そんだけの価格で売るってことは、上場とかなのかなって思うんだけど。

この会社が。この会社が、だから、どういう形で誰に売るかだよね。いまの利益が続くだけであれば、例えば3年~5年ぐらいの営業利益でのれんが付くと思うんだけど、だいたい中小企業の株価算定っていうのは純資産プラス経常利益とかの何倍みたいな、そんな話だと思うんだけど。何年分みたいなね。だから、毎年利益出して純資産積み上げるとね。だから、その会社って1億5,000万出てるってことは……まあ、あれかな、納税前かな、でも、納税後で1億出てたら、1年やるごとに株価は1億円ずつ上がっていくんだよね。それで1億ずつ高く売れるのと、プラスのれんをくっつけて、もうちょっと高く売れると思うんだよね、そもそも。

「そうでした」じゃねえ(笑)たとえば、だから、いまの株価がいくらなのかっていう。難しくて、「いま売れるよ」って話して、第三者間の取引で、なんていうか、市場間での取引というか、ぜんぜん関係ない人がいくらで欲しいから買うっていう、当たり前の市場の話じゃない?でも、贈与税って税金の話だから、この人が何パーセントもらうのかによって実は変わってくるっていうか。えー……何を言いたいか。

超ざっくりで言うと、まず、税務署の評価だから、いま言ったみたいに「のれん」とか考慮しないって話。いちばんわかりやすく言うと、時価で純資産にプラス利益の何年みたいなので「のれん」が付くって言ったけど、のれんは付かないで評価していいから、その会社が、まあ、例えば利益が0・0で今年1億でしたっていったら1億円の価値があるので、1億円の何パーセント。例えば10パーもらうなら1,000万。で、売れるなら、払えば贈与税はないから、もらえんだったら1,000万円出して贈与税がかかる可能性があるんだけど、ぜんぜん第三者で……これ、なんでその株価の規定があるかっていうと、要は「子どもに安く渡したい」とか「相続対策をしたい」みたいのがあるじゃん?そうすると、あまり安くしてしまうと税金が取れないから国税が設けてる。でも、第三者でそんなに株多く持ってないよって人だったら安くたっていいじゃないっていう。そうすると、いまみたいな、株の買主が第三者なんだから、配当還元方式っていって、「配当がいくらで、割り戻していくらって決めていいよ」と。で、ほとんど上場企業、配当してないじゃん?だから、評価額は非常に低くなると。

で、その上で、実際この取引先の社長が売却したあとであれば、その株、時価総に合わせて、さっき算定の話ありましたけど、この方の、まあ、保有しててもいいですけど、たぶん売るんですよね。って場合には、この方としては「買収先に」って言ってますけど、やっぱそうですか?

わかんないけど、いま言った「純資産×営業の何年分」っていうのがひとつ指標になるから、それか、もしこの会社がたとえばITとかで、まあITじゃなくてもいいんだけど、上場の可能性があるみたいな、本当のスタートアップだとすると、DCFっていう方法で評価ができる。ディスカウント・キャッシュ・フロー。将来の利益から時価総額出して「このぐらいの金額ですよ」ってやると、もうちょっと高く売れる可能性はあるよね。「いまだったらこれぐらいで、上がるとこれぐらいだから」ってファンドとかが買うみたいな。そういう絵を描けるのか。まあ、だけどDCFはほとんど使えない。上場するとか次のイグジットが決まってる場合はDCF法でやれるので。それか、いま言った純資産と。あとはEBITDA法。これ、前やったよね。

ただ、ちょっと気をつけなきゃいけないのは、譲渡が完全に決まってる段階でもらって、その株がさっきの配当還元方式でいいのかっていう問題はちょっとある。要は時価なんで、あくまで。だから、ちょっとそのへんがね、税法とM&Aの考えとちょっとズレてきてるというか。