雇わない株式会社とスクール事業【読むPodcast | マネトレ89】

安田が数年ぶりにマネトレにお邪魔しました。本チャンはzaimuAIDマネトレプレミア回でしたが、その流れでマネトレにもきちゃいました。「雇わない株式会社」と「小さなビジネス開業スクール」それぞれの立ち上げ背景などを紹介しています。(音声はこちらから。)
円道

こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、よろしくお願いしまーす。

大久保
お願いしまーす。
円道

さあ!今日はですね、「zaimuAID」の音声プレミアムのほうでゲスト出演をしていただいた方の話があまりにも面白くて、「ちょっとだけ出てくれませんか?」というオファーをして、今回出てくださることになりましたので、早速ご紹介したいと思います。本日のゲストは、境目研究家 BFI代表 雇わない株式会社の取締役の安田佳生さんにお越しいただいております。安田さん、よろしくお願いしまーす。

安田
よろしくお願いしまーす。
大久保

お願いしまーす。

円道

以前にもゲストで出てくださっておりますし、いっぱい過激な話をしていただいたので、みなさん印象あると思いますけども、簡単に安田さんの最近の取り組み、ちょっとだけご紹介っていただけますか?

安田
はい。基本的にはですね、BFIという会社で企業さん向けの新規事業を立ち上げたりとか、新商品の開発をやってます。で、新たな事業として、個人向けの商売を教えるスクールをこれから立ち上げていくところです。
円道

なるほど。時間もあまりないのでピンポイントでお聞きしたいんですけど、今回、雇わない会社を推奨する学校をつくっていくという話をzaimuAIDのほうで話していただいたんですけど、そのへんの背景と、なんでそういうことをしようと思ったかという話が非常に経営する上でも参考になるなと思ったので、そこの話をしていただけませんかね。

安田
人を雇うのに疲れてる社長さんって増えててですね、私は「雇わない経営」っていって、社員をフリーランス化していくことを勧めてるんですけども、一方で、じゃあ、そのフリーランス化しちゃった人はどうなるんだ?っていう話もあります。私は会社に頼らず自分で集客できて、自分で仕事を選んで稼げるスキルさえあれば、お互いハッピーになると思ってまして、だけど、それを教える場所があんまりないんですよね。たとえばサッカー選手になる人が、22歳からいきなりサッカー始める人っていないじゃないですか。ミュージシャンになる人が、二十歳まで楽器触ったことない人っていないじゃないですか。やっぱり子どもの頃から自分の興味があるものとかで得意を磨いていって、社会人になったときにはそれで食えるぐらいになってるわけなんですよね。本当は商売とか商いも子どもの頃から勉強すべきだと思うんですけど、残念ながらそういう場所が日本にはないんで、じゃあつくろうということで、まず社会人向けにスタートし、将来的には子どもとか向けにもやりたいと思ってます。
円道
じゃあ、対象は結構お若いというか年齢低めの、学生とかも想定してるってことですか?
安田

はい、将来的には。親子で受けにくる人とか、いろんな人がいてもいいかなあと。

円道

なるほどですね。zaimuAIDの中では大久保先生が過激な話をしすぎたので、どこまでしゃべれるのか、たぶん、いま困ってるんじゃないかと思うんですけど(笑)

大久保

俺、ぜんぜん財務アタマ的要素ねーなと思って(笑)

円道

ハハハハハ(笑)

大久保

どう絡もうかな、みたいな(笑)

安田

いや、私、個人の方で、自分でフリーランスでやるときには、絶対株式会社をつくったほうがいいっていうことを推奨しようと思ってますんで、そうすると財務が関わってくると思うんですよね。

大久保

うんうん。

円道

うん。

安田
会社つくって、資金を引っ張ることによって自分のビジネスを、「時間」っていう武器しかみなさんフリーランスの人ってほとんど使ってないですけど、「お金」っていう武器を持たせてあげてほしいんですね。
大久保

あ~、そこも学校で扱うんですか?

安田

扱いたいんですけど教える人がいないんで、大久保さんに来てほしいなって。

大久保

(笑)

円道

キャスティングここでするのは……(笑)

大久保

でも、ほんとにね、そうやって力をつけていくしかないです。逆に力ある子は囲い込めないから、まさに、いま、コロナでいろんなことが明らかになっていく中で必要な学校かなって、さっき聞いてて思ったんですけど。

安田
そうですね。自分の得意とするところで食べていくっていうことをやりながら、そこだけを外注で使いたいっていう企業さんもパフォーマンスが上がるし、お互いにメリットがあるかなと。
大久保

昔はそれが資格しかなかったのが、ビジネス全般に当てはまるようになったみたいなイメージですよね。わかりやすく僕らは税理士とかの資格を取って、働いて、お客さんさえつけば独立できる、フリーランスになれるみたいなビジネスモデルですけど、とはいっても、お客さんを取れないってことで独立しても食えないか、大して他の税理士と変わらないみたいな人もいっぱいいますけど、そのへんもブランディングみたいな角度で、その学校で教えてもらえるってことですよね。

安田
そうですね。ひとつは自分のお客さんを集客する手法を学ぶっていうことと、あとは、同じような方がいっぱいいますんで、お互いコラボレーションをして、自分の商品だけひとりで売るんじゃなくて、3人でひとつの商品をつくって3人がかりで売るとか、そういうことを勧めていきたいんですよね。
大久保

あ~面白いな。たしかに。

円道

たしかに「商品開発」と「集客」っておっしゃってましたもんね、ポイントは。

安田

それさえできればどこ行っても食べていけますんで。いままでは結構「会社に所属してない人は信用できない」みたいな、税理士さんとか弁護士さんを除けばですよ、そういう時代でした。逆にいま、外食店でも「チェーン店よりは個人の人のお店に行って食べたい」っていう人が多いじゃないですか。

円道

あ~、はいはい。

大久保

うん。

安田
同じように、「会社に所属してる訳のわかんないデザイナーじゃなくて、個人の名前でやってる人に頼みたい」とか、そういう人が増えてくるんですよ。
大久保

たしかに。「雇わない経営」っていう文脈だけ見てると、なんていうか、一歩間違えると労働者側からはバッシングを受けそうなテーマでもありますけど、「雇われない側」のことも考えてあげてるっていう意味で、すごいなと思って聞いてたんですよ(笑)

安田

まあ、結局雇用というのが、いままではそれが正しかったと思うんですけど、時代とともに常識は変わるじゃないですか。

大久保

うん。

円道

うんうん。

安田
結局「企業が社員をブラック的に働かせてピンハネしてる」って働く側からしたら見えますし。企業側から見ると、「これだけ手厚く社会保険料まで払って、なんでここまで言われなきゃいけないんだ!」っていう両方の気持ちがわかるんで、結局はそこを変えていくしかないんじゃないのかなあと。個人のパフォーマンスも会社のパフォーマンスも両方上がれば、日本の生産性も上がりますから。
大久保

そうですね。テーマですよね、まさに生産性の向上がね。

安田

私はそのいちばんのキーが、雇用契約をどこかでやめることだと思ってますんで、本気で。

大久保

おーすげー、なんか政治家みたいな(笑)

安田

(笑)

大久保

DXとかぜんぜん関係ない文脈だけど、説得力がすげーあるなって(笑)。デジタル化とかじゃなくて、個人が得意なことを真剣にやったほうがそれはいいでしょうし、所得も上がりますしね。

安田

そうなんですよ。

大久保

会社からしたら、赤字社員に払ってる給与を考えたらコスト抑えますしね。

安田

そうなんです。赤字社員も、自分がやりたくもないことをやらされて、文句言われて、安い給料もらってるわけなんで。

大久保

(笑)

安田
だけど、会社にしたら「安い」とかいってもね、「赤字なんだ」としか言えないわけですから。
大久保

そうですよね。どうしたらいいですかっていう感じですもんね、赤字社員も。

安田

そうですよ。

大久保

でも、逆にやめないですしね。やめさせられないし。

安田

やめて稼げないと思ってるからやめないんで、稼ぐ方法さえわかれば。

大久保

稼がせてあげれば……

安田
そうなんですよ。こんなのむずかしくないんですよ。
大久保

お~、なんかあれですね、後進国支援みたいな感じですね。魚の釣り方を教えるみたいな。

安田
(笑)。いや、ほんとそうですよ。魚いないところで、エサもつけずに糸垂らしたって釣れないじゃないですか。
大久保

うん。

安田
でも、魚が集まる場所に行って、適切な仕掛けでやれば釣れるわけですからね。それを教えてくれる場所がなさすぎたってことじゃないですかね。
円道

大久保先生のリスナーの方に結構、経営者は当然多いんですけど、いわゆる独立しようか悩んでたり、以前も質問で「独立したんですけど、株式会社化したほうがいいですか?」みたいな質問とかあったりしたんですよね。

大久保

うんうん。

円道

なので、モロにそのへんの回答として、安田さんが今回やる雇わない株式会社のパッケージ、学校は……

安田

別の会社でやってますが、「雇わない経営」と「雇われない稼ぎ方」はセットだと思ってますんで。

大久保

でも、あれですよね、「雇わない経営をやりたい会社」が「雇わない子」に雇われない学校に行かせるってこともいいわけですよね。

安田
それはもちろんいいと思うんですけど、ただ、やっぱり個人で会社にお金出させるんじゃなくて、自分でお金出さないとできるようにならないんじゃないかって気がしますけどね。
大久保

なるほど。

円道

うん。

大久保

そういう意味じゃ破格ですもんね。安いですもんね。

安田

そうですね。

大久保

個人が出せるような金額になってるから。

安田

と思います。やっぱり、自分の生きていくスキルっていうか、商品とか、自分のために集まってくるお客さんとの出会い方とかを、ちゃんと真剣に学んだほうがいいと思うんですよね。

円道

うん。

安田

いい会社に入るための勉強しかみんなしてないんで。

大久保

たしかにね。

安田

稼ぎ方っていろんな種類があるんで、私はこういうやり方をやってますけど、いろんな人がこれから学校をつくるんで、自分がやりたいことを学べばいいと思いますけど。

円道

うん。

大久保

うんうん。

安田

投資を学ぶのもひとつの手ですしね、企業のM&Aを学ぶのも手です。私は商品開発と集客を教えるっていう、そういうやり方です。

円道

ちょうど時代の流れ的にも、このあたり、ほんとに「私だ!」みたいな人がいっぱいいる気がしますのでね、リスナーの方で興味ある方は、とにかく丸っと安田さんのサイトを見ていただくと、雇わないパッケージも、会社のほう、学校のほう、書いてあると思いますので。
ああ、1人あたり?

大久保

ほんとに?ほんとに?(笑)

円道

リンク貼ってあるでしょ。

安田

貼ってます貼ってます、はい。わかんなかったら私にFacebookで友だち申請してください。

円道

(笑)

大久保
気軽(笑)
円道

これがまさに集客のやり方ですね。

安田

はい。

円道

というわけで、話が面白かったので出ていただきましたが、ぜひ、zaimuAIDのほうもありますので、そちらのほうも興味ある方は聞いてみてください。というわけで、今日のところは終わりたいと思います。また2、3年後、安田さん、ぜひお待ちしてますので。

安田

はい。

円道

お待ちしてます。

大久保

ありがとうございます。

円道

というわけで、安田さん、大久保先生、ありがとうございましたー。

安田

ありがとうございました。

大久保

ありがとうございまーす。

※リンクについて※
・雇わない株式会社はリンクしていませんでした。下記からご覧ください。
https://www.tokai-sr.jp/management-not-hired-working-not-hired/entry
(社会保険労務士法人とうかいさんのHP内)

・放送時はスクール事業準備中のため、Webサイトは立ち上がっていませんでした。
https://school.brand-farmers.jp/

・安田が行う事業情報は、大体はtwitterが最速です。
https://twitter.com/yasuda_yoshio?s=20

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